【中小企業必見!】少額の広告予算で効果を出す運用テクニック5選

少額の広告予算で効果を出すことはできるのでしょうか?

おかげさまで、我々デジタルチェンジは毎月多くの企業様からデジタル広告に関してのお問い合わせをいただきます。
お問い合わせ内容は様々で、月額予算数十万円~数千万円規模のものまで多岐にわたります。

その中でも最も多い月額予算としては、10~50万円規模の企業様となります。

具体的な相談としては以下のような事項が多いです。

①少ない予算だけど効果を出すことが出来るのか?
②なるべく失敗したくない。
③どのような媒体で広告配信をしていくべきなのか?
④ゆくゆくはインハウス化で広告運用をしていきたい。

上記のようなお問い合わせに対して、我々の見解をまとめてみました。

既にデジタル広告で満足のいく結果が出ている企業様も、これからデジタル広告の出稿をお考えの企業様も参考になる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

少額予算で効果を出すことは可能?

少額予算といっても、どのくらいの予算が少額なのか定義が曖昧では話が進みません。
ですので、この記事では30万円の月額予算を少額ということで内容をまとめます。

月額30万円程度で効果を出すことが出来るのか?という質問に対しての我々の回答としては、

「可能です!ただし・・・」

となります。
「ただし・・・」とつけた理由としては、業種や業界によって効果をすぐに出せるか、出せないかが変わってくるからです。

昨今、業界によってはCPC(1クリックあたりの費用)が1,000円以上になることも珍しくありません
そこで、今回は100~200円程度のCPCで運用できる場合に絞って解説していきます。

リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告といった運用型広告を配信して間もない方や配信を検討している方には必見の内容となっています。

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少額予算の運用は配信媒体の選定が重要

まず、30万円のご予算であれば1ヶ月あたり均等に配信することを想定すると、1日あたりの予算は約1万円となります

1日あたりの予算が約1万円の場合、複数の媒体で広告配信を実施すると媒体ごとの予算も少なくなります。
広告配信を行う目的、広告のゴールは何かをしっかりと定めて配信媒体を選定することが重要です。

広告のゴールは様々なものがありますが、購入や申込み、問合せなどの獲得を目指す場合はリスティング広告が最も効果的だと言えます。

各媒体のターゲット層について
リスティング広告はユーザーが検索したキーワードに対して広告を配信していきます。
つまり、「知りたい」「買いたい」「登録したい」などの能動的なユーザーに対して広告を表示することができるため、適切なキーワード選定、入札管理を行っていれば、一定の効果を担保することが可能です。

しかし、リスティング広告の場合は競合他社も複数広告配信を実施しているため、CPC(クリック単価)が非常に高騰する場合もあります

近年は、Google広告のP-MAXキャンペーンなど、各媒体の自動最適化によってリスティング広告に参入しやすくなっていることでCPC(クリック単価)がどの業界でも引き上がっています。
まずは自社の業界のCPC(クリック単価)を調べ、あまりにも高騰している場合は別の媒体を選定することが必要となります。

次に、新商品の発売やサービス名の認知拡大を目的とした場合はGDN(Googleディスプレイ広告)、YDA(Yahooディスプレイ広告)といったディスプレイ広告やFacebook、Instagram、LINE、X(旧Twitter)などのSNS広告が効果的です。

ディスプレイ広告やSNS広告は受動的な広告にはなりますが、細かいターゲティング設定が可能となるので、商品やサービスを認知させたいユーザー層を適切にターゲティング設定することで効果が出てくるでしょう。

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少額の広告予算で効果を出す運用テクニック5選

ここからは、細かい運用テクニックについて解説をしていきます。

少額の広告予算でリスクを最小限にして効果を出せる配信手法としては、リスティング広告がおすすめです。
ここでは、リスティング広告の中でも最低限対応するべき事項を5つまとめました。

運用テクニック5選

運用テクニック|①自社の競合優位性をしっかり分析する

広告を配信していくうえで競合他社との差別化が重要となります。

競合他社との差別化は価格、時間、規模感、安心感、歴史など様々な切り口で打ち出す事が可能です。
「自社の強みは何なのか?」ということをしっかりと分析をすることが重要です。

差別化を図るための施策として、「3C分析」や「VRIO分析」などを用いるケースがあります。
3C分析やVRIO分析は一定の理解度があれば分析を進める事が可能ですが、難しい場合は以下の方法で差別化を図るための材料を見つける事が可能です。

・競合他社が配信しているリスティング広告の広告文でどのような訴求をしているのか?
・自社、他社の広告LPではどのような訴求をしているのか?

競合優位性の打ち出しがまとまったら、実際にリスティング広告の広告文やLPにも反映をしていきましょう。

例えば、皮膚科のリスティング広告を配信する場合、自社と競合他社の診療受付時間が下記だったとします。

自社:月・火・木・土・日(午前のみ)
競合他社:月・火・木・金・土(午前のみ)

この場合、日曜日も受診している点が競合優位性となるため、こちらをリスティング広告の見出し文に追加します。

【変更前】
「〇〇駅すぐ/土曜日も診療」

【変更後】
「〇〇駅すぐ/土日も休まず診療」

このように訴求軸をしっかりと策定することで、広告配信の方向性もブレることなく進められます。

運用テクニック|②配信結果を踏まえて獲得キーワードを絞り込む

限られた予算の中では、潜在層に対しての広告配信をする余裕はなく、的確に顕在層に対して広告を配信していくことが重要となります。

そのため、リスティング広告を配信する前に獲得の軸となるキーワードのリサーチが重要となります。十分なリサーチを実施して、リスティング広告の配信を実施しましょう。

ただし、効果結果が想定していた結果にならない可能性もゼロではありません。
その際は、獲得出来なければ迅速に別のキーワード軸で戦略を再度策定することが重要です。

そうしたPDCAを素早く回していき、獲得キーワードの絞り込みを行います。
逆に過多な絞り込みを実施してしまうと広告トラフィックが減少してしまうこともあります。

そのため、キーワードを絞り込む際、絞りすぎないように注意しましょう。

運用テクニック|③成果に繋がらないキーワードは除外する

獲得キーワードの絞り込みが進んだ次に実施するべきことは不要なキーワード除外です。

リスティング広告のキーワードには、部分一致、フレーズ一致、完全一致といった3つの一致条件(マッチタイプ)が存在します。
それぞれの一致条件の内容については以下となります。

部分一致、フレーズ一致では意図していないキーワードにも広告が配信されることがあります。

意図していないキーワードに拡張されて効果が出ている場合は完全一致でキーワード追加を実施すれば良いですが、広告予算だけ使われている状態になっている場合は除外キーワードとして設定を進めましょう。

運用テクニック|④配信設定はできるだけ細かく行う

限られた予算で確実に顕在層に対してアプローチして獲得まで繋げるためには、局地的に競合他社より勝る必要があります

リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告といった運用型広告では、広告を配信するキーワードやターゲット以外にも配信エリア、配信時間、配信デバイスなどの細かい設定が可能です。

BtoC案件の場合は基本的には終日配信で問題ないと思いますが、通勤通学時間やランチタイムなどは比較的効果が落ちる傾向があります
その理由は情報収集だけをしていたりする場合が多いためです。

また、商圏がある程度決まっている店舗型のビジネスをしている場合は商圏に合わせて広告配信を実施することを推奨します
申し込み確度が低いエリアのユーザーに対して広告配信をしてもなかなか申し込みに繋がりません。

BtoB案件の場合は、配信するデバイスや時間帯を細かく絞り込む必要があります。

せっかくリードを獲得できたとしても、対応が遅くなってしまうと成約率にも影響するため、素早く対応出来る時間帯などに絞り込みましょう。

運用テクニック|⑤掲載ポジションを意識する

配信詳細設定でも記載しましたが、獲得効率を上げるには局地的に競合に対して広告のオークションで競り勝つ必要があります

しかし、予算が限られている場合は常に上位表示を狙う事は難しいです。
その場合は、入札単価の調整を行い適切な広告掲載ポジションを狙う必要があります

必ずしも「広告が上位表示されれば効果が良くなる!」というものではありません。
上位表示されることでCVRが比較的高くなるためLPへの誘導数などは増えていきますが、比例して不要な無駄クリックも増えてしまいます。

そのため、不要な無駄クリックを抑制しつつ、効果が出ているキーワードやターゲティングに対して強気で入札することを推奨します。

取り扱っている商材やサービスに季節性の需要変化がある場合は、広告配信をする時期でも掲載ポジションを意識して下さい。

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少額の広告予算で効果を出す運用テクニック5選|まとめ

今回は月額予算30万円での最適化や運用テクニックについて、弊社での実績をもとにしながら少額予算で広告効果を得るためにはどうすればいいのかをまとめさせていただきました。

広告予算が少ない中でも効果を出していくことは可能ですが、適切な媒体選定、配信設計、運用調整が必須となります。
弊社がお問い合わせを多数いただく中で、クライアント様より「本当にこの予算で広告成果が得られますか?」というご質問をいただくことがあります。

実際に、月額予算20万円から広告配信を開始したお客様が、毎月の効果にご納得いただけたことで、1年後には月額500万円を超える広告費をお預かりしている事例もございます。

・リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告を少額で配信しているが広告成果が中々出ない。
・リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告を始めたいけどどうすればいいかわからない。

こんなお悩みをお持ちの企業様はぜひ弊社デジタルチェンジにご相談下さい。

クライアント様に合わせたご提案をさせていただきます。

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