「リスティング広告を開始したいけど、大手の広告代理店だと予算が少なく断られた。」
「少ない予算だからリスティング広告はインハウスで運用している。でも、成果が全然上がってこない」
「少額のリスティング予算で成果を出してくれる代理店はないかな・・・?」
「集客をしていきたいがSEOは時間がかかり過ぎる・・・」
このような悩みを持たれた企業のマーケティング担当はかなりいらっしゃるのではないでしょうか?今回は少額予算からでも始められるリスティング広告について事例を含めて解説します。デジタル集客に悩まれているマーティング担当の方などの参考になれば幸いです。
少額予算でもリスティング広告の代行をしてくれる代理店はある
デジタル広告の代理店は少額予算での広告出稿に対応されていない。と思われている方が多くいらっしゃるかと思います。
確かに「大手広告代理店」や「大手のデジタル広告専業代理店」では最低発注金額が定められている場合があります。
最低発注金額については、各代理店によってバラバラではありますが、100万円程度が多い傾向です。
我々、広告代理店の利益はクライアントの広告予算全体ではなく、広告予算に対して15~20%を運用手数料としてご請求させていただきます。
例えば、広告予算が100万円の場合の運用手数料としては、「100万円 × 20%」の20万円となります。広告予算100万円は広告配信をしている媒体へ支払います。そのため、最低発注金額を設けている代理店も多くいます。
ただし、全ての代理店が100万円からの最低発注金額を設けている訳ではありません。
我々デジタルチェンジでは、特に最低出稿金額は設けずにクライアントの規模感に見合ったデジタル広告プランをご提案させていただき、ビジネスの成長をサポートしています。
実際にてデジタル広告を担当させていただいているクライアントでも、月額10万円以下でリスティング広告やFacebook広告、Instagram広告を活用したプランで成果に繋がっているクライアントが多数存在しています。
ただし、少額予算で確実に成果を出せるものではありません。成果を出していくには抑えていくべきポイントがあります。そのポイントについて解説をしていきます。
デジタル広告の配信媒体を絞る
1つ目のポイントはデジタル広告の配信媒体(配信メニュー)を絞るということです。
例えば、月額予算30万円しかない場合にYahoo!、Google、Facebook、Instagramの4媒体で広告配信を希望された場合、予算を均等に振り分けたとしても各媒体の1日の予算は約2,500円となります。
仮にCPC課金で平均CPCが100円だった場合の1日のクリック数は25クリックが最大となり、PDCAを回すにはかなりの期間が必要となります。
そのため、我々デジタルチェンジでは「選択と集中」で媒体及び配信メニューを絞って広告配信を提案します。
クライアントの課題や目的にもよるのですが、基本的にはリスティング広告に絞った提案が多くなります。
その理由として、リスティング広告はユーザーが能動的に検索しているキーワードに連動して広告配信をする仕組みとなっており、比較的CVR(コンバージョン率)が高い広告メニューとなっているからです。
ただし、誘導目的や動画視聴が目的だった場合は、YDAやGDNなどのディスプレイネットワークやYoutube広告など目的を達成できるメニューを提案します。
配信媒体及びメニューを適切に絞り込んで広告配信をしていくことで成果に繋げていきます。
媒体及びメニューの絞り込みが重要だと理解できましたか?次は弊社での実績が最も多いリスティング広告のメリットとデメリットについて理解を深めていきましょう。
リスティング広告の特徴としては、前でも述べた通り「能動的に検索をしているユーザー」に対して、検索窓下部、検索結果下部の広告配信枠に対して「テキスト」で広告を掲載することが可能です。リスティング広告のメリット、デメリットについては以下となります。
リスティング広告のメリット
①顕在層に対して広告訴求が可能
WEB検索をする際にユーザーは、自身の課題や悩みについて検索する事が大半です。ユーザーの課題や悩みを解決出来ることを訴求してWEBサイトに誘導していくことが出来れば、その後のアクション(コンバージョン)に繋げることが可能です。
②少額予算か広告配信が可能
リスティング広告の配信が可能なYahoo!、Googleでは最低出稿金額は設けていません。そのため、少額の予算でもリスティング広告を配信することが可能です。
③成果が出るまでの期間が短い
オーガニックの検索順位を上げるための施策であるSEOは取り組みから成果が上がってくるまでに数週間~数ヶ月必要となります。リスティング広告の場合は広告出稿の手続きが完了すればすぐに広告掲載が開始されます。
④配信ステータスの変更が柔軟に出来る
テスト配信したいキーワードで思うような成果が出ない場合はすぐに配信停止することが可能です。また逆にテストしたいキーワードも同様に広告出稿の手続きが完了すれば、すぐに広告掲載を開始することが可能です。
⑤費用対効果をすぐに確認することが出来る
チラシや雑誌などの紙媒体の広告の費用対効果を計測することは困難です。一方、リスティング広告は広告の表示回数、クリック数、コンバージョン数などの確認がリアルタイムで確認することが可能です。
⑥配信エリア、曜日、時間、デバイスを自由にターゲティングすることが出来る
リスティング広告では、広告を配信するエリア、曜日、時間、デバイスを自由に設定することが出来ます。例えば、店舗ビジネスの場合は商圏エリアにおいて営業時間のみ広告配信をすることも可能です。
リスティング広告のデメリット
①認知拡大のデジタル広告としては向いていない
リスティング広告は検索されたキーワードに連動して広告が掲載されます。また、検索したキーワードと広告掲載しているサービス内容の関連性が低い場合は広告が掲載されない場合があり、広告が掲載されたとしてもCPC(クリック単価)が想定よりも高くなるケースがあります。
認知拡大施策をご希望の場合は、弊社にて適切なメディアプランをご提案致します。
②リスティング広告の知識がないと成果が出ない
昨今、リスティング広告を掲載されている企業が多くなっています。企業ではリスティング広告のプロである代理店に依頼をされているケースが大半となっています。リスティング広告の知識ないと思っていた成果に繋がらず広告掲載を諦めなければいけなくなります。
弊社では各媒体の資格を取得した担当が戦略策定、最適化、レポートまでワンストップで対応します。
上記のメリットとデメリットは代表的な事項を纏めたものになります。細かい部分を記載するとかなり長くなってしまうので今回はここまでとさせていただきます。
デメリットでも記載した通りリスティング広告について一定の知識がないと納得出来る成果を出すことが困難です。加えて、少額の予算で成果を出していくにはかなりの知識が必要となります。次の章では少額でもリスティング広告で成果を出すことが出来るポイントについて解説します。
少額予算のリスティング広告で成果を出すポイントについて
少額予算のリスティング広告で成果出すためにはトコトン絞り込みをかけて、自動最適をすぐに導入するのではなく先ずは実績の蓄積が重要です!
結論から言うと、リスティング広告での成果(問合せ/購入/資料請求など)への確度が高いユーザーだけに配信を絞っていくことです。
広告予算が潤沢にある場合は、色々とテストマーケティングをしていく予算がありますが、少額予算の場合は、獲得できるクリック数も少なくなってしまうため、無駄なクリックを防いで成果が出るクリックを量産させることを意識した戦略で進める必要があります。
単純な話ですが、貴社のサービスで課題や悩みが解決できるユーザーだけに広告を配信することが出来れば成果に繋げることが可能です。
ただ、リスティング広告を配信している競合他社は多数存在していますし、運用についてのある程度の知識も必要となります。
絞り込むポイントはいくつかありますが、代表的な絞り込みについて以下にて纏めてみました。
運用キーワードの絞り込み
リスティング広告で配信するキーワードで検索ボリュームの多いビックキーワードでの広告掲載は行わずに、ユーザーの課題や悩みが明確になっている顕在キーワードに絞りましょう。「ユーザーの課題や悩みが明確 = 顕在層」という理解でOKです。
例えば、男性専門の脱毛サロンを東京の恵比寿で営まれている場合の顕在キーワードとしては「恵比寿 脱毛サロン メンズ」「ヒゲ脱毛 恵比寿」などが顕在キーワードとなります。
これらのキーワードで検索しているユーザーは、恵比寿で男性の脱毛サロンを探している事がわかります。仮に「脱毛サロン」というキーワードの場合は、男性なのか女性なのかもわかりませんし、脱毛サロンの何について検索しているのか目的が明確ではないため、配信対象のキーワードに含むことはNGとなります。
ターゲットとしているユーザーの性別、目的、悩みなどを明確にしたキーワードを設定することで成果が出る可能性が高くなります。
また、実際にユーザーが検索をしてリスティング広告をクリックした検索クエリの精査は最適化に欠かせない調整の1つです。我々の方でリプレイスした案件の中で自動車ディーラーの案件があります。
前広告代理店ではこの検索クエリの精査がほとんどされておらず、無駄なキーワードへの予算投下がされており、少額予算でのリスティング広告配信にも関わらず無駄な予算が多く発生しており、全体予算の約25%程度が成果に繋がっていないキーワードでのクリックでした。
我々の方で検索クエリの最適化を実施したところ同額の月額広告予算でコンバージョン数は150%向上して、CPAを約50%安価にすることが出来ました。
その結果、自動車ディーラーのクライアントのビジネスも成長してリスティング広告への投資を今まで以上に行うことが可能となり更にビジネスが成長しています。
配信デバイス、配信エリア、時間帯の絞り込み
スマートフォンの普及により大半の検索デバイスはモバイルが多くなってきています。我々のクライアントでもリスティング広告の配信デバイスをモバイルのみに絞り込んでいる案件が多くあります。
しかし、デフォルトの設定での配信デバイスはパソコン、モバイル、タブレットの3つとなっていますので、一定期間広告配信を実施して成果を鑑みて配信デバイスを絞り込むと成果の良いデバイスに集中して予算投下が出来るため、更に成果が伸びる事が期待されます。
配信デバイス以外にも、配信エリアや時間帯の絞り込みが可能です。
配信エリアは、サービスの商圏に合せて予め設定できるのであれば初期の段階で設定をしておいた方が良いです。商圏以外のエリアに広告配信を実施しても成果が出る見込みは小さいからです。
時間についても同様の考えで良いです。サービスが可能な時間帯、受付対応が可能な時間帯に予め絞っておけば大丈夫です。
初期設定の際にどのエリアや時間に絞り込みをすれば良いのか不明な場合は、一定期間リスティング広告の配信をおこなって各エリア(市区町村レベル)や時間帯での成果データを抽出することが出来ます。
その結果を鑑みてリスティング広告を集中して配信したほうが良いエリアや時間帯があれば、成果が出ていないエリア、時間帯でのリスティング広告の配信を抑制して成果が出ているところに最適化を進めてみましょう。きっと今までよりも良い成果に繋がるはずです。
サービスによって異なりますが、我々の担当しているクライアントでは午前中のみにリスティング広告の配信を絞っていることもあります。
理由としては、終日配信を2ヶ月間おこなった結果で午前中での成果が良いとわかったためです。
午後以降での機会損失はありますが、限られたリスティング広告の予算で最大限の成果を出すための施策です。限られたリスティング広告の予算で成果を出すためにはポイントを抑えて絞り込みをする必要があります。
代表的な広告媒体の最低出稿金額
リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告の代表的な媒体での最低出稿金額についても簡単にまとめていますので参考にしてください。
リスティング広告
- Yahoo!:100円~
- Google:1円~
ディスプレイ広告
- Yahoo!:100円~
- Google:1円~
SNS広告
- Facebook:100円~
- Instagram:100円~
- LINE:1円~
上記の通り、運用型広告はどの企業でも少額の予算で始めることが可能です。
予算に合ったプランを作成して広告配信をしていくことで成果を出していくことも出来ます。上記の金額はあくまで広告を配信するにあたって最低限必要な金額となり、成果が必ずでる金額ではないのでご注意下さい。
サービスの内容や業種、ターゲティング内容によってクリック単価の相場感がかなり異なっており成果を出すために最低限必要な予算も異なります。
その際は、リスティング広告のプロである我々にご相談を頂ければ適正予算を算出することも可能です。遠慮なく相談を下さい。※プランのご相談などは無料ですのでご安心下さい。
まとめ
少額の予算でもリスティング広告を中心とした運用型のデジタル広告で成果を出してビジネスを成長させる事がわかりましたか。
少額の予算で成果を出していくにはターゲットを極限まで絞り込んで広告を配信する事が必須です。是非、一度ターゲットを絞り込んで広告配信をしてみてください。きっと良い成果に繋がるでしょう。
絞り込みへの不安や少額予算でのリスティング広告の運用を任せられる広告代理店をお探しであれば、ぜひ弊社デジタルチェンジまでご連絡をください。無料でクリック単価、適正予算のシミュレーションを作成することが可能です。