「リスティング広告って、簡単に言うとなに?」
「リスティング広告のメリットはなんだろう」
「リスティング広告の相場費用を知りたいな」
リスティング広告の運用を検討し始めた方の中には、このような疑問を抱くことがあるハズ。
詳細は本文で解説しますが、リスティング広告とは簡単に言いますと『GoogleやYahoo!などの検索エンジンに表示されるテキスト型広告』を指します。
リスティング広告は検索キーワードに連動して表示される仕組みになっています。
特定のキーワードを検索した(つまり興味が非常にある)人に対してのみ宣伝する手法のため、リスティング広告は一般的なWeb広告よりも高い効果を期待できます。
しかしそうなりますと「リスティング広告って、どれぐらいの予算が必要になるのかな。自分で始めることは可能なの?」と気になりますよね。
そこでこの記事ではリスティング広告の基本情報だけでなく、相場費用・メリットやデメリット・SEOとの違い・自分で出稿する方法などを解説します。
この記事を読めば、リスティング広告を本当に運用すべきなのか、具体的にどのように出稿すればよいのかがすべてわかります。
リスティング広告のことを深く知りたい方、運用するべきかを決めかねている方はぜひ読んでみてください。
リスティング広告の仕組み・相場費用を解説
まずはリスティング広告に関する基本情報を解説します。
- リスティング広告とは簡単にいうと?
- リスティング広告の主な掲載媒体
- リスティング広告の掲載場所
- リスティング広告における掲載順位の決まり方
- リスティング広告が表示されるまでの流れ
- リスティング広告の課金タイミング
- リスティング広告の相場費用
リスティング広告とは簡単にいうと
リスティング広告とは、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに連動し検索結果画面に表示される広告のことを言います。
上記画像でいえば左側がリスティング広告、右側がWeb記事です。
わかりにくいところですが、URLの上に『スポンサー』と小さく記載されているのがリスティング広告になります。
画像のとおり、リスティング広告は文章のみで出稿できる広告です。
青色の文字(黒線で塗りつぶされている部分)が『広告見出し』と呼ばれる部分で、30文字以内で作成します。
広告見出しの下に表示されている、黒色の小さい文字が『説明文』と呼ばれる項目。
90文字以内で作成します。
リスティング広告は、このたった2つの文章のみで構成されているわけですね。
ディスプレイ広告とは異なり画像が不要ですので、比較的簡単に作成できるのが特徴です。
そして上述しましたように、リスティング広告はユーザーの検索結果と紐づいています。
例えますと『リスティング』と検索されたら、リスティング関連の広告しか表示されないイメージです。
ユーザーが興味を持ち、検索した言葉と連動しているため、リスティング広告は利益を生み出しやすいとされています。
また他のウェブ広告と比べて仕組みがシンプル。
広告を打ち出す側はエンドユーザーの検索する言葉にのみ連動する紐づけを、簡単に行うことができます。
ですがユーザーが広告と関連するワードを検索すれば、必ずしも打ち出した広告が表示されるというわけではありません。
掲載されるにあたって広告ランクが重要となるからです。
広告ランクに関しては後述します。
リスティング広告の主な掲載媒体
そもそもリスティング広告を出稿できる媒体は以下のとおりです。
- Google広告
- Yahoo!広告
- Microsoft広告
- Indeed※
※求人に特化したリスティング広告媒体です。
複数あるため迷ってしまいますが、基本的にはGoogle広告もしくはYahoo!広告の2つに出稿するのがおすすめです。
アクセス解析サービスであるStatcounterによりますと、GoogleとYahoo!の2つだけで日本国内の検索エンジンシェア率が90%を超えるからです。
詳しくは以下のとおり。
検索エンジン名 | 順位 | シェア |
---|---|---|
1位 | 75.98 | |
Yahoo! | 2位 | 16.24 |
Bing | 3位 | 7.13 |
DuckDuckGo | 4位 | 0.31 |
Baidu | 5位 | 0.16 |
YANDEX | 6位 | 0.05 |
Ecosia | 7位 | 0.04 |
CocCoc | 8位 | 0.04 |
Naver | 9位 | 0.01 |
その他 | ― | 0.03 |
※上記は『すべてのデバイス』における順位・シェア率です。
要するにGoogle広告とYahoo!広告に出稿すれば、検索エンジン利用者の約9割にアプローチできるということ。
これはマーケティングを行う上で、非常に大きなメリットです。
もちろんMicrosoft広告(出稿先はBing)にもリスティング広告を打ち出せば、約99%もの利用者にアプローチできる計算になります。
もしも資金に余裕があるのであれば、Google広告・Yahoo!広告・Microsoft広告の3つに同時出稿し、一気に攻めると良いでしょう。
出稿内容・状況によっては、最短最速で成果を得られるハズです。
逆に資金が不足しているのであれば、シェア率が最も高いGoogleにのみ出稿するのもアリです。
よくよく考えてみてくださいね。
リスティング広告の掲載場所
リスティング広告が表示されるのは、上記画像のように検索結果の上部もしくは下部です。
左側が上部で、右側が下部に表示されているリスティング広告です。
上部に表示された方が、基本的にはクリック率が高い傾向にあります。
そうなると「なんで上部と下部に分かれているの? これでは不公平じゃないか」と思いますよね。
実はリスティング広告には、一定のルールに基づき決められる『掲載順位』という概念があります。
掲載順位が上になるように作成・設定されているリスティング広告ほど、上部に表示されやすくなっているのです。
そうなれば掲載順位の決まり方が気になるところ。
次で解説しますね。
リスティング広告における掲載順位の決まり方
リスティング広告における掲載順位は、広告ランクで決まります。
広告ランクとは読んで字のごとく、その広告に対してつけられた評価のこと。
広告ランクは複数の項目で決められるものであり、総合評価が高いリスティング広告から順に検索上部に表示されるという仕組みになっています。
つまり最上部にリスティング広告を表示させたいのであれば、一番高い広告ランクを勝ち取らなければならないということ。
そして肝心の評価項目なのですが、Google広告ヘルプによりますと広告ランクは以下で決まると明言されています。
入札単価 – 入札単価とは、広告のクリック 1 回に対して最大でいくらまで支払ってもよいか、広告主様が指定したものです。通常、最終的な支払い金額はこれより少なくなります。入札単価はいつでも変更できます。
広告とランディング ページの品質 – 広告とそのリンク先のウェブサイトがユーザーにとってどれほど有用で関連性が高いものであるかも判断基準となります。広告の品質評価の結果は、品質スコアでわかります。品質スコアは Google 広告アカウントで確認し、改善することができます。
広告ランクの下限値 – 常に質の高い広告を掲載するため、表示される広告が満たすべき最低限の基準を定めています。
オークションにおける競争力 – 同じ順位で競合する 2 つの広告の広告ランクが同じ場合、それぞれが同じ順位を獲得する確率はほぼ同じになります。2 つの広告主の広告間の広告ランクの差が大きくなると、ランクの高い広告は勝つ確率は高くなりますが、その位置を獲得する確率を高くするために高いクリック単価を支払うこともあります。
ユーザーが検索に至った背景(コンテキスト)- 広告オークションにおいてコンテキストは重要な要素です。広告ランクを算出する際は、ユーザーが入力した検索キーワード、検索時のユーザーの所在地、使用しているデバイス(例: モバイル デバイスやパソコン)、検索した時刻、検索語句の性質、同じページに表示される他の広告と検索結果をはじめ、さまざまなユーザー シグナルと属性が考慮されます。
広告アセットやその他の広告フォーマットの効果 – 広告を作成する際は、サイト内の特定のページへのリンクや電話番号など、特定の情報を広告に追加できます。この機能を「広告アセット」と呼びます。Google 広告では、広告主様が追加したアセットやその他の広告フォーマットの見込み効果も考慮されます。
引用元:Google広告ヘルプ|広告ランクについて(2023年4月27日時点)
そのため広告ランクを上げるには、上記を意識してリスティング広告を作成・設定することが求められます。
その中でも、自分でコントロールできる部分である『入札単価・品質』に注力するのが肝要です。
リスティング広告を作成するとわかりますが、出稿時に1クリック当たりの予算を聞かれます。
本音としては低い金額を設定したいところですよね。
しかし上記資料から察するに単価が高いほど、オークション形式で表示される優先順位が決まるリスティング広告では優位に立つことが予想されます。
ただし検索が稀なキーワードの場合は他と競合していないため、単価が低くても表示される場合もあるので、無闇に単価を上げると無駄なコストをかけてしまうことになります。
広告が表示されやすくなりなおかつ、コストがかかりすぎないよう、適した金額を設定することが重要です。
まずは100~200円程度で様子を見て、その後徐々に調整するのがおすすめです。
そして次に品質ですが、これは『該当キーワードを検索したユーザーにとって有用かつ関連性が高いリスティング広告の作成』が求められていることがわかります。
例えば『リスティング広告』というキーワードで出稿するのであれば、テキストやLPはリスティング広告関連の内容にしなければいけないということ。
ここでSNS広告のことをメインに書けば、『リスティング広告』というキーワードとの関連性が低くなり、広告ランクが下がると推測されます。
リスティング広告を表示させるためには、広告主が広告へ、ユーザーの検索結果と紐づくような内容にしなければなりません。
そして単に関連性を高めるだけではなく、検索ユーザーにとって役に立つことがわかるテキスト、本当に役立つコンテンツも必要になります。
対策としましてはペルソナ設定やユーザー分析を行い、検索者が必要としている情報・コンテンツを把握、それらに基づきコンテンツを作成すればOKです。
何も考えずに作成したコンテンツに比べて、広告ランクが上がることを期待できます。
基本的にはこの2つの方針で、広告ランクの向上が可能です。
しかしそうはいっても、最初はなかなか難しいハズ。
関連性の高め方や、テキストの作り方もわからないことでしょう。
もしもうまくいかないときは、一度弊社にご相談ください。
丁寧なアドバイス・サポートをさせていただきます。
リスティング広告が表示されるまでの流れ
Google広告ヘルプによりますと、リスティング広告が表示されるまでの流れは以下のようになっています。
1. 検索が行われる
ユーザーが「ピザ デリバリー」という語句を検索します。2. 広告が絞り込まれる
Google 広告 システムによって、「ピザ デリバリー」という語句に類するキーワードが設定された広告がすべて検出されます。このうち、違う国が掲載対象に設定されている広告や不承認の広告など、不適格な広告が排除されます。3. 要件を満たさない広告が除外される
次に、広告ランクが掲載基準を満たしている広告だけが抽出されます(判定基準はたとえば、期待されるクリック率、広告とランディング ページのユーザー エクスペリエンスなどです)。品質面で掲載基準を満たさない広告も除外されます。4. 広告の掲載順位が決まる
残った広告は、広告ランクが高い順にページに表示されます。広告ランクは、入札単価、広告とランディング ページの品質、広告ランクの下限値、ユーザーが検索に至った背景(コンテキスト)、アセットやその他の広告フォーマットによる効果の予想などをもとに算定されます。5. 広告が表示される
検索語句と関連性の高い広告を見たユーザーは、すぐに念願のピザを注文できます。6. このプロセスが繰り返される
ユーザーが検索を行うたびに、上記のプロセスが繰り返されます。ユーザーの検索コンテキストや、その時点での広告主様同士の競合状況が反映されるため、たとえ同じ検索語句であってもオークションの結果はその都度異なります。引用元:Google広告ヘルプ|広告オークション(2023年4月27日時点)
要するに最初の段階であるキーワード・Google広告ポリシー・広告ランクの3つで、ふるいにかけられるということですね。
広告のメインとなるキーワードが広告内でうまく機能していないと、ユーザーの検索結果と関連する広告だと判断されない場合がありますので、要注意です。
その後に広告ランク、つまり入札金額や品質に基づき掲載順位が決定されます。
品質が同じ場合は、検出された広告の中で最も上限クリック単価が高い広告が、ユーザーに表示される可能性があります。
逆もまたしかりで、入札金額が同じであれば品質勝負となるでしょう。
やはりこの2つは、手を抜けないことがわかりますね。
しっかりと取り組むことを、強くおすすめします。
リスティング広告の課金タイミング
リスティング広告の課金タイミングは、広告がクリックされたときのみです。
そのため表示されただけでは、費用は発生しません。
安心してリスティング広告を使ってみてくださいね。
ちなみに、設定できるクリック単価と1日の平均予算は以下のとおりです。
リスティング広告の種類 | 単価の上限設定 | 1 日の平均予算設定 |
---|---|---|
Google広告 | 1円から | 1円から |
Yahoo!広告 | 1円から | 100円から |
非常に安く、魅力的ですよね。
しかしそうなりますと「リスティング広告って、1円から利用できるの?」と思うかもしれませんが、実情は異なります。
なぜなら以下のように、最低入金金額が1,000円もしくは3,000円に設定されているからです。
リスティング広告の場合だと、前払いが支払い方法の基本になっています。
そのためリスティング広告を使用するには、最低でも1,000円を先に振り込んでおく必要があるのです。
ややこしいところではありますが、大事なことなので覚えておきましょう。
リスティング広告の相場費用
ネットの情報によりますと、リスティングの相場費用は一般的に200,000~500,000円と言われています。
しかし実際にリサーチをしてみると、一概にそうとは言い切れないことがわかりました。
企業によって、料金体系や金額が以下のように大きく異なるためです。
企業 | 利用料金/月 |
---|---|
A社 | 広告費の20% ※最低100,000円~ |
B社 | 広告費の20% |
C社 | 100,000円~ |
D社 | 1,000,000円 |
E社 | 20,000円~ |
F社 | 50,000円~ |
運用広告費の20%を請求する企業がいれば、月額固定料金の企業もあります。
例えば広告費20%の場合ですと月額広告費が2,000,000円であれば、単純計算で400,000円が利用料金になります。
この金額と上表の固定料金を比較しますと、大きな差がありますよね。
つまりリスティング広告の場合だと、運用費によって料金がまちまちになるということ。
そのためリスティング広告の相場を正確に把握したいのであれば、まずは月間の運用費を定めた方が良いでしょう。
そして、その運用費で各社に問い合わせてみてください。
おそらく「その運用費ですと、だいたい月々○○円かかります」と、その場で見積もりを出してくれるハズ。
この作業を5~10社ほど繰り返せば、その運用費におけるリスティング広告相場を把握できます。
ご参考ください。
即日で運用可能!リスティング広告のメリット
ここでは先ほどご紹介したリスティング広告のメリットを解説します。
- 購買意欲の高い見込み顧客に直接アプローチできる
- リアルタイムで改善できる
- 即日で運用を開始および停止できる
- 誰でも実施できる
- 予算の上限を設定できる
- CTRが高い傾向にある
- 広告の良し悪しを数字に基づき判断できる
購買意欲の高い見込み顧客に直接アプローチできる
ユーザーが検索したキーワードと紐づいて広告が表示されるため、少なくとも一度はユーザーが目にした事柄についての広告を打ち出すことができます。
ユーザーは興味のあるキーワードついて検索している可能性が高いので、検索結果に加えて同時にそのキーワードに関する広告を見せることで、購買意欲が高まる可能性があります。
よって他の広告よりもコンバージョン率が上がるため、リスティング広告は打ち出した広告の商品を購入する可能性の高いユーザーへ、直接アプローチのできるメリットの高い広告だといえます。
リアルタイムで改善できる
リスティング広告には専用の管理画面が付属しており、広告主が常にクリック数やコンバージョン率を確認することができます。
キーワードがユーザーの検索結果にうまく結びついていない場合なども、リアルタイムの数字で把握することができるので、すぐに改善することができます。
はじめはコンバージョン率が高くても、そのときの流行などで変動する場合もあるので、その都度データを確認し、同じ商品でも検索結果に結びつきやすいキーワードを選択する必要があります。
また同じく流行の移り変わりによる、検索の頻度によって、上限クリック単価も変えていかなければなりません。
ネットニュースの記事や、SNSのトレンドにより、一分一秒の違いで大きく注目キーワードも移り変わります。
その点でいうと、リアルタイムで改善できるリスティング広告は、最大限にウェブの力を活用できる広告ともいえます。
即日で運用を開始および停止できる
リスティング広告であれば、即日で運用を開始もしくは停止できます。
その証拠にGoogle広告では以下のように公表されています。
Google 広告の利用はいつでも停止できます。ご利用停止の手続きを行っていただくと、すべての広告の掲載が 24 時間以内に自動的に停止されます。
引用元:Google広告ヘルプ|Google 広告の利用を停止する(2023年4月24日時点)
上記のように即日(正確には24時間以内)で利用停止にできるのであれば安心です。
仮に高予算で運用していたとしても、結果が芳しくないのであればその日中にストップさせることが可能。
対策をじっくり練れます。
資金を無駄に、垂れ流しにすることはありません。
もちろん再開する場合も、自分の都合で自由に始められます。
「資金を無駄に浪費しないか心配だ……」という方も安心して利用してくださいね。
誰でも実施できる
リスティング広告であれば、誰でも実施できます。
リスティング広告を始める際に必要なものが、誰にでも用意できるものだからです。
まずリスティング広告を始めるには、Google広告・Yahoo!広告においては以下のものが必要になります。
Googleリスティング広告 | Yahoo!リスティング広告 |
---|---|
Gmailアドレス
Google広告アカウント |
Yahoo! JAPANビジネスID
広告掲載用のアカウント |
上記を取得するには、資格・資金は一切必要ありませんよね。
氏名や連絡先などを入力するだけで、誰でも入手できます。
したがってリスティング広告は誰にでもできるという理屈になるわけです。
気軽に始めてみてくださいね。
予算の上限を設定できる
リスティング広告であれば予算の上限を設定できます。
以下のように、事前に設定した内容でシステムが対応をしてくれます。
通常、1 日の平均予算が設定されているキャンペーンで以下を超える額をお支払いいただくことはありません。
引用元:Google広告ヘルプ|費用の上限について(2023年4月24日時点)
そうなると安心して利用できる、といいたいところなのですが実は注意点もあります。
それは以下のように、設定予算をオーバーすることもあるからです。
Google では、検索トラフィックが多い場合や、広告の投資収益率が高くなると予測される場合など、クリックやコンバージョンを獲得しやすい日にチャンスを逃さないよう予算の消費が最適化されます。このため、日によって費用が 1 日の平均予算より高くなる場合と低くなる場合があります。
引用元:Google広告ヘルプ|1 日の費用が 1 日の平均予算を超える場合がある理由(2023年4月27日時点)
その際は以下のように『1日の平均予算を1ケ月分に換算したときの金額を超えないように請求する』と、Googleが明言しています。
広告費用は日によって予算を下回ったり、予算の最大 2 倍に増えたりすることがありますが、1 か月の請求額が、1 日の予算に 1 か月の平均日数を掛けた額を超えることはありません
引用元:Google広告|検索キャンペーン(2023年4月27日時点)
つまり「1日の予算を10,000円に設定したのに、13,200円になってるんだけど……」という場合は、別日の予算が6,800円になるよう調整するということ。
1か月分の請求時に、帳尻合わせをするということですね。
そんなこともあり、予算は『1日の予算』ではなく『1日の平均予算』と表記されているのかもしれません。
ややこしいところですが、覚えておきましょう。
なお、それでも心配なときは途中で運用をストップさせるという手段もあります。
ご参考ください。
CTRが高い傾向にある
リスティング広告であれば、SEO順位が下位の一般Web記事よりもCTRが高い傾向にあります。
予算や広告の質にもよりますが、リスティング広告は下位表示されているWeb記事よりも平均CTRが高いからです。
そもそも検索結果におけるWeb記事のCTRは、掲載順位によって以下のように大きく変わります。
検索順位 | クリック率 |
---|---|
1位 | 13.94% |
2位 | 7.52% |
3位 | 4.68% |
4位 | 3.91% |
5位 | 2.98% |
6位 | 2.42% |
7位 | 2.06% |
8位 | 1.78% |
9位 | 1.46% |
10位 | 1.32% |
掲載順位が上にいくほどCTRは高くなっていますよね。
掲載順位が上にいくほど人の目に触れやすくなり、自ずとクリックされる機会が増えるためでしょう。
その一方で広告の最適化ツールを提供するWordStream社の調査によりますと、リスティング広告の平均クリック率は約6.6%と公表しています。
リスティング広告における各業界の平均CTRは以下のとおり。
業界 | 検索広告の平均クリック率 |
---|---|
アート&エンターテイメント | 11.43% |
トラベル | 9.19% |
スポーツとレクリエーション | 8.82% |
自動車 — 販売用 | 8.67% |
不動産 | 8.55% |
レストラン&フード | 7.60% |
動物とペット | 7.08% |
パーソナルサービス | 6.95% |
アパレル / ファッション & ジュエリー | 6.27% |
医師と外科医 | 6.25% |
教育と指導 | 6.17% |
ヘルス&フィットネス | 6.15% |
家具 | 6.01% |
キャリアと雇用 | 5.93% |
ビューティー&パーソナルケア | 5.92% |
金融と保険 | 5.70% |
自動車 — 修理、サービス、部品 | 5.65% |
工業用および商業用 | 5.61% |
ショッピング、収集品、ギフト | 5.50% |
ビジネスサービス | 5.17% |
歯科医と歯科サービス | 5.03% |
家と家の改善 | 4.62% |
弁護士と法律サービス | 4.24% |
上記の平均値を計算すると、約6.63%になります。
つまりリスティング広告のCTRはSEO順位1~2位よりは低くなりがちですが、3位以下よりは高くなる可能性が非常に高いということ。
もしもあなたがWebサイトを運営しており、Web記事が上位表示を勝ち取れていないのであれば、リスティング広告にチャレンジしてみるのがおすすめです。
CTRの高さに驚くことでしょう。
広告の良し悪しを数字に基づき判断できる
リスティング広告であれば、広告の良し悪しを数字に基づき判断できます。
Google広告にせよYahoo!広告にせよ、分析機能が備わっているからです。
例えばYahoo!広告であれば、主に以下の項目を分析できます。
- インプレッション数
- クリック数
- クリック率
- 平均CPC※1
- 無効なクリック数
- 無効なクリック率
- コスト
- コンバージョン数
- コスト/コンバージョン数
- コンバージョン率
- コンバージョンの価
- コンバージョンの価値/コンバージョン
- コンバージョンの価値/コスト
- コンバージョン数(すべて)
- コスト/コンバージョン数(すべて)
- コンバージョン率(すべて)
- コンバージョンの価値(すべて)
- コンバージョンの価値(すべて)/コンバージョン数(すべて)
- コンバージョンの価値(すべて)/コスト
- インプレッションシェア※2
- インプレッションシェア損失率(予算)※3
- インプレッションシェア損失率(ランク)※4
- 完全一致のインプレッションシェア
- インプレッションにおけるページ上部の割合
- インプレッションにおけるページ最上部の割合
- ページ上部のインプレッションシェア
- ページ最上部の割合のインプレッションシェア
- ページ上部のインプレッションシェア損失率(ランク)
- ページ最上部の割合のインプレッションシェア(ランク)
- ページ上部のインプレッションシェア(予算)
- ページ最上部の割合のインプレッションシェア(予算)
※1:クリック単価のこと
※2:表示可能だった回数のうち、実際に表示された回数のこと
※3:表示可能だった回数に対して、予算の低さが原因で表示されなかった割合のこと
※4:表示可能だった回数に対して、広告ランクの低さが原因で表示されなかった割合のこと
参照:Yahoo!広告(2023年4月28日時点)
これだけの項目があれば、広告の良し悪しを数字に基づき判断することは十分に可能。
本格的な分析が可能となります。
もちろん単に分析できるだけでなく、対策の基本方針も簡単に立てられます。
例えば同じ『結果がまったくでなかった』場合でも、どの数値が低調なのかで対策が大きく変わってきますよね。
『インプレッションシェア損失率(予算)』が異常値なのであれば予算を増やす、『インプレッションシェア損失率(ランク)』が問題なら、掲載文章やLPを見直すといったイメージです。
分析・対策を的確に行うことで、最短最速で結果を出すことができます。
とても大切なことなので、必ず覚えておきましょう。
費用が必要!リスティング広告のデメリット
メリットがあれば、デメリットもあるもの。
ここではリスティング広告のデメリットをプロ目線で解説します。
- 分析・改善を継続する必要がある
- 分析・改善を継続する必要がある
- 広告を避けられてしまう可能性がある
- 予算が少なすぎると分析・改善が難しい
- 継続的なコストが発生する
- 画像を使った視覚的訴求ができない
- 文章による競合との競争が激しい
- クリック単価が高くなりやすい
分析・改善を継続する必要がある
リスティング広告は、設定するまでの事前リサーチが必要となる広告です。
その上、打ち出した広告の集客力が高かったとしても、永続的にそれが続くという保証はありません。
広告を打ち出した後も、高いクリック数とコンバージョン率を維持するためには、常にリサーチ、そして分析、改善する労力が求められます。
広告を避けられてしまう可能性がある
リスティング広告は興味を持ったキーワードについて、広告かそうでないか、あまりこだわりのないユーザーに対しては有効な広告です。
対して、リスティング広告の知識があり、検索エンジン上部に広告が表示されるとわかっているユーザーは、広告に目を通さずに検索結果へ移行してしまう傾向にあります。
よって検索慣れしているユーザーほど、リスティング広告を避けてしまいます。
検索上部に表示されていても充分な効果を発揮できない場合があるので、広告を避けがちなユーザーに対しても、アプローチできるような工夫が必要となります。
予算が少なすぎると分析・改善が難しい
1000円から打ち出すことができるリスティング広告ですが、あまりにも予算が少ないと分析・改善が難しくなります。
予算が少ないと広告が上部に表示されないため、クリック率やコンバージョン率を上げることが難しくなるからです。
データが少ないと改善点を見つけることができず、リスティング広告を充分に活かすことができません。
広告によっての適切な金額設定が重要となります。
継続的なコストが発生する
リスティング広告だと、コストが継続的に発生します。
クリックされるたびにコストが発生するからです。
上述しましたが、リスティング広告で売上を上げるには以下のことが必要です。
- 広告をクリックさせる
- CVを発生させる
リスティング広告の仕組み上、『クリックされる』ことは必須ですよね。
しかしそのクリックにコストが常に発生するがために、費用も継続的に発生するのです。
ランニングコストを避けたいのであれば、別の手段で集客する必要があります。
画像を使った視覚的訴求ができない
リスティング広告だと画像を使った訴求ができません。
リスティング広告に設定できるのは、上述しましたように文字だけだからです。
そのため「バナーづくりは得意だけど、文章だけで魅力的な広告を作成するのは自信がないな」という方には、リスティング広告は難しいかもしれません。
もしも画像づくりの方が得意なのであれば、ディスプレイ広告※を利用すると良いでしょう。
※ディスプレイ広告とは、Webサイト上に画像や動画形式で表示される広告を指します。別名バナー広告ともいいます。文章のみで構成されるリスティング広告とは異なり、ビジュアル面で訴求できるのが特徴です。
画像作成スキルを存分に活かせます。
文章による競合との競争が激しい
リスティング広告だと、文章による競争がとても激しいです。
リスティング広告は文章のみで出稿できるという特徴があるため、簡単にインスパイアされてしまうからです。
例えばあなたがリスティング広告で最上部を勝ち獲ったとします。
しかしその広告内容が他社にマネをされてしまい、非常に似た内容のリスティング広告を打ち出されたとしましょう。
そうなりますと、翌日には順位が下がるおそれがあります。
仮に下がったとすれば、こちらも負けじと文章をブラッシュアップしますよね。
そして幸運にも、再び最上位を獲れたとしましょう。
そして競合は再び自社をインスパイアし……。
リスティング広告だと、この繰り返しになるわけです。
文章による非常に激しい競争を、延々と繰り返さなければなりません。
その結果、あなたは疲弊するかもしれません。
もしこのような事態を回避したいのであれば、弊社に一度ご相談ください。
あなたの代わりに、必要に応じて文章をブラッシュアップします。
クリック単価が高くなりやすい
リスティング広告だと、クリック単価が高くなります。
リスティング広告の掲載順位には、入札金額が深く関係しているからです。
上述しましたがリスティング広告は『1クリック当たり○○円まで支払う』という入札形式で、掲載枠を勝ち取らなければいけません。
つまり、この入札金額が高いほど掲載されやすくなるということ。
まさにオークションのイメージですね。
そうなりますと競合が多い人気キーワードほど、金額がどんどん吊り上がっていきます。
その結果、クリック単価が高くなりがちなのです。
もしクリック単価があまりにも高くなり費用対効果が悪化した場合は、別キーワードでリスティング広告を出稿すると良いでしょう。
リスティング広告を運用すべき企業の特徴
メリット・デメリットを解説したところで、リスティング広告を運用すべき企業を解説します。
もしも当てはまっていたら、リスティング広告にぜひチャレンジしてみてください。
- 競合がリスティング広告を頻繁に運用している企業
- 粗利益が高い商品を扱う企業
- リピート率の高い商材を扱う企業
- 明らかな競争優位を持っている商品を扱う企業
- 定期的にニーズが高まる商品を扱う企業
- 緊急性の高い商品を扱う企業
競合がリスティング広告を頻繁に運用している企業
競合がリスティング広告を頻繁に使っているのであれば、あなたも試してみてください。
頻繁に使っているということは、利益が出ていることが推測されるからです。
上述しましたがリスティング広告は運用を続ける限り、コストが継続して発生します。
企業・ジャンルにもよりますが、数十万円・数百万円・数千万円もの予算を投じることもあります。
つまり継続して運用しているということは、この金額以上のリターンを得ているということ。
そうでなければ「お金をかけてまで取り組む価値無し」と判断し、運用を停止しますよね。
それにも関わらず、むしろ継続して運用しているということは、それ相応の儲けを生み出している証拠になります。
したがって競合がリスティング広告を運用しているのであれば、あなたもリスティングで利益を得られる可能性があるのです。
一度だけでもお試しで使ってみることを、強くおすすめします。
キーワードによっては、高い費用対効果を得られるかもしれません。
粗利益が高い商品を扱う企業
粗利益が高い商品を扱っている企業にも、リスティング広告はおすすめです。
コストを上回る利益を、簡単に得られるからです。
例えば同ジャンルにて、A・Bの商品を販売したとします。
項目 | 商品A | 商品B |
---|---|---|
予算 | 200,000円 | 200,000円 |
単価 | 10,000円 | 6,000円 |
粗利益 | 2,000円 | 5,000円 |
予算を回収するために必要な最低販売数 | 100個 | 40個 |
商品Aは1つの商品を販売することで2,000円の粗利益を得られます。
つまり投じた予算を回収するには、単純計算で最低でも100個以上は販売しなければいけないということ。
限られた予算・期間内に100個もの商品を販売するのは、ジャンルによってはハードルが高いかもしれません。
しかしその一方で商品Bは粗利益が5,000円です。
そのため予算を回収するには、40個の販売で済みます。
Aの4割の数で済むため、期間内に販売しきるのは難しくないでしょう。
このように粗利益が高い商品ほど、投じたコストを回収しやすくなります。
もちろん利益も十分に期待できます。
粗利益が高い商品を扱っているのであれば、ぜひリスティング広告を実施してみてください。
リピート率の高い商材を扱う企業
リピート率の高い商材を扱っているのであれば、リスティング広告を行うべきです。
投じた費用を最終的に回収しやすいからです。
例えば粗利益が500円の商品を販売したとします。
一見すると利益が少なすぎますが、リピート率が高いのであれば話は別。
1度の販売ではたった500円しか利益が出ませんが、もう一度購入されれば1,000円になります。
そしてリピート率が高いのであれば、このように利益が上乗せされる確率も高いということ。
仮に平均リピート回数が5回なのであれば、1度の販売で最終的に2,500円もの粗利益を落としてくれる計算になります。
そうなればリスティング広告に投じた費用を回収できる確率も、ググンと上がるわけです。
もしリピート率の高い商品を扱っているのであれば、多少粗利益が低くともリスティングにチャレンジする価値があります。
明らかな競争優位を持っている商品を扱う企業
自社の商品が明らかな競争優位性を持っているのであれば、リスティング広告を行うべきです。
類似商品と比較されたときに、購入される確率が上がるからです。
そもそもの話になりますが、リスティング広告をしているのは自分だけではありません。
競合も実施しています。
人気キーワードであれば、なおさらでしょう。
その証拠にコンバージョンが発生しやすいキーワードで検索をすると、複数のリスティング広告が高確率で表示されます。
本題はここからで、複数のリスティング広告が表示されるということは、すべての広告をチェック・比較される可能性が少なからずあるということ。
もし優位性がない商品(価格が高い・デザイン性に劣る・実績がないなど)であれば、比較されることで購入確率は下がることでしょう。
「どうせ購入するのであれば、一番良いモノを買いたい!」と思うのが人の性だからです。
しかしその一方で、明らかな競争優位を持っている商品なのであれば、比較されたとしても購入される確率は高いです。
優位性が確立されていない商品に比べて、「この商品、いいな」と思ってもらえるか確率が高いからです。
強烈な優位性を持っている商品ほど、この確率はどんどん上がります。
その結果、利益を上げやすくなるという寸法です。
優れた商品を持っているという自信がある企業ほど、リスティング広告は実施してみるべきです。
定期的にニーズが高まる商品を扱う企業
定期的にニーズが高まる商品を扱うのであれば、リスティング広告が向いています。
一時的とはいえ、検索される回数が爆発的に多くなるからです。
例えますと、Googleトレンドにて『おせち 料理 2023』というキーワードを検索したとします。
すると以下のように8月~12月の人気度※が高いことがわかりますよね
※検索需要のこと
この期間中にリスティング広告を実行すれば、一定の効果を期待できます。
検索需要が高いということは、それだけ検索される回数が多くなっていることを意味するからです。
検索回数が命であるリスティング広告にとって、これは大きな恩恵です。
したがって定期的にニーズが高まる商品を扱う企業は、特定の期間だけでもリスティング広告を実行してみるのがおすすめです。
なにもしなかった場合に比べて、売り上げ・利益が上がるかもしれません。
緊急性の高い商品を扱う企業
緊急性の高い商品を取り扱っているのであれば、リスティング広告が向いています。
クリック率が高くなる可能性があるからです。
例えば、あなたが以下のトラブルに巻き込まれたとします。
- 水道トラブル
- 害獣トラブル
- カギの紛失
- カーバッテリー上がり
そうなりますと「どうすればいいのかな」と悩み、解決策を求めて検索をしますよね。
そんなときに、検索結果の一番上に表示されるリスティング広告にて『最短10分で現場に駆け付けます。料金は○○円から!』と表示されていれば、どうでしょうか?
多くの方は「とりあえず内容だけでも見てみよう」と思い、ついついクリックしてしまいますよね。
そして自分の状況・広告の内容次第では、そのまま依頼をすることでしょう。
このようにリスティング広告にて緊急性の高い商材を表示させると、高いCTRを期待できます。
トラブル解決サービスを提供している企業は、リスティング広告を試してみてください。
リスティング広告を運用すべきではない企業は?
ここでは逆にリスティング広告を運用すべきではない企業を解説します。
- 幅広い層への認知度向上を狙っている企業
- 幅広い層への認知度向上を狙っている企業
- 検索エンジンを利用しない層がターゲットの企業
- ニーズが顕在化していない商品を扱う企業
- Web上で購入手続きが完結しない商品を扱う企業
幅広い層への認知度向上を狙っている企業
幅広い層への認知度向上を狙っている企業の場合、リスティング広告は向いていません。
認知度向上を狙っているということは現時点での認知度が低いことを意味し、検索される回数が少ないことを意味するからです。
そもそも、人が検索をするときは『自分の知っていることしか検索欄に入力できない』という大前提があります。
簡単に言いますと、リスティング広告という存在をまったく知らない方が『リスティング広告』と自分で意図的に入力し、検索することはできないというイメージです。
そのため認知度が低いジャンル・商品でリスティング広告を行ったとしても、検索されない、つまりは表示すらされないおそれがあるのです。
これでは出稿しても、認知度は一向に上がりませんよね。
もしも認知度向上を狙うのであれば相手が認知していない、かつ受け身でも知ることができる媒体を利用すべきです。
テレビCM・駅構内のポスター・一般的なWeb広告が、その典型例です。
認知していなくても、受け身でも、自社の情報に触れてもらえます。
その結果、表示すらされないおそれがあるリスティング広告よりも認知度向上を期待できるでしょう。
検索エンジンを利用しない層がターゲットの企業
検索エンジンを利用しない層がターゲットである企業は、リスティング広告に向いていません。
リスティングを見てもらえる確率が、ほぼゼロだからです。
当たり前の話なのですが、リスティング広告が表示されるのは『検索されたときのみ』です。
つまり『検索』という行為を行わない人は、リスティング広告を目にすることすらないということ。
そのような方々をターゲットにしているのであれば、リスティング広告を実施してもクリック・購買してもらえる確率は極めて低いといえます。
この場合は、まず検索しない方々は普段どのように情報収集・生活をしているかにフォーカスすべきです。
それがわかれば、どのようなマーケティングを行えばよいのかがわかります。
LINE広告・動画広告・SNS広告など、別の集客手段を検討しましょう。
ニーズが顕在化していない商品を扱う企業
ニーズが顕在化していない商品を扱う企業に、リスティング広告は向いていません。
ニーズが顕在化していないため、そのリスティング広告をクリックすべき理由に自分で気づけないからです。
そもそもリスティング広告をクリックするのは、基本的にニーズが顕在化、具体的にいえば自分の悩みを解決するべき理由(必要性と重要性)を自覚しているときのみです。
必要性を理解していなければ不要と判断し、普通はその広告を無視します。
重要性に気づいていなければ、他の悩み解決を優先させることでしょう。
そのため潜在ニーズ向けの商材は、CTRを上げにくいという傾向があります。
CTRが重要であるリスティング広告とは、相性が良くないわけですね。
潜在ニーズ向けの商材を売るのであれば、まずはLINEもしくはメルマガに登録をしてもらい、ステップ配信などを実行してみてください。
ステップ配信で顧客を教育することで、悩みを顕在化させることが可能となります。
その結果、何も考えずリスティング広告を続けている場合に比べて、一定の成果を期待できます。
Web上で購入手続きが完結しない商品を扱う企業
Web上で購入手続きが完結しない商品を扱う企業は、リスティング広告に向いていません。
Google広告・Yahoo!広告に標準搭載されている分析機能のみでは、効果を正確に計測することが難しいからです。
どういうことかと言いますと、例えば飲食店を運営している方がリスティング広告を実施したとします。
このときのコンバージョンは『予約』にするハズですが、これが本当の目的ではありませんよね。
予約だけでは利益を上げられないからです。
そのため真のコンバージョンは『来店をしてもらい、注文をしてもらい、支払いを受けること』になります。
しかしながらGoogle広告・Yahoo!広告の分析機能では『リスティング広告を通じて誰が、なにを、どれだけ注文したのか』がまったくわかりません。
各ツールにPOSレジのような機能までは備わっていないからです。
そのためWeb上で販売が完結する業種に比べて、各数値の正確な計測が難しいという背景があります。
もちろんオフラインにて、リスティング広告経由で予約した顧客の『人数・注文した品・支払金額・キャンセル率』などを記録することは可能です。
しかし、これでは手間がかかり過ぎますよね。
人手不足に悩んでいる店舗であれば、実行することすら難しいでしょう。
したがってWeb上で購入手続きが完了しない企業には、リスティング広告は向いていないといえるのです。
リスティング広告とSEOの違いなどを解説
ここまできますと「リスティング広告の魅力はわかったけど、そもそも他の広告との違いはなに?」と疑問に思うかもしれません。
そこでここでは、リスティング広告とその他集客手法の違いを解説します。
- リスティング広告と検索連動型広告の違い
- リスティング広告とSEOの違い
- リスティング広告とSNS広告の違い
リスティング広告と検索連動型広告の違い
リスティング広告と検索連動型広告※の違いはカテゴリーにあります。
※検索結果に表示させられる広告のこと。検索キーワードと深く関係する広告が表示されるのが特徴です。
どういうことかと言いますと、検索連動型広告はリスティング広告の一種なのです。
詳しくは以下のとおり。
リスティング広告 | |
---|---|
検索連動型広告
検索結果に表示 テキストが中心 |
ディスプレイ広告
Webサイトに表示 バナー広告・テキスト広告を表示可能 |
要するに『リスティング広告は果物・検索連動型広告はりんご・ディスプレイ広告はぶどう』というイメージです。
そのため検索連動型広告はリスティング広告というカテゴリーの中に含まれる、1つの種別ということになります。
ネット上の情報だと検索連動型広告をリスティング広告と呼ぶこともあるようですが、厳密には少し異なるということを覚えておきましょう。
リスティング広告とSEOの違い
検索したキーワードに結びつけて集客する手法と聞いて、ピンときた方もいらっしゃるかもしれませんが、同じような集客方法にSEOがあります。
リスティング広告とSEOは比較対象となることが多いので、ここではリスティング広告とSEOの違いを紹介していきます。
SEOとは
SEOはSearch Engine Optimizationを略したもので、訳すると「検索エンジンの最適化」という意味になります。
その名のとおり、検索エンジンをユーザーにとって最適にするため、ウェブ記事内のキーワードなどから上位表示を決める方法です。
上位に表示してもらいたいからといって、SEOへ直接投資することはできません。あくまでもSEOが最適だと判断したものが、上位表示となります。
よってSEO対策を取る場合は、キーワードや文面が適切であるか、検索エンジン側に良いサイトであると評価してもらえるかの工夫を凝らすことが、重要となります。
リスティング広告とSEOの比較
リスティング広告は上限クリック単価により、上位表示される確率が決まり、コンバージョン率が悪い場合はすぐにキーワードを改善し反映させることができます。
一方、投資で上位表示を決めることができず、キーワードを改善したとしても反映に時間がかかってしまうのがSEOです。
比べてみると一見してウェブ広告としては、リスティング広告の方が効果が高いようにも見えます。
しかしSEOは投資の必要がない分、一旦SEOが適切だと判断し、上位検索のポジションが決まると、ほとんどそこから変動がないというメリットもあります。
それぞれの利点を踏まえて、リスティング広告とSEO対策を併せて進めることで、更なるコンバージョン率アップを目指すことができるのです。
リスティング広告とSNS広告の違い
リスティング広告とSNS広告の違いは、掲載場所・掲載される仕組みにあります。
SNS広告はその名のとおり、以下のようなSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に表示される広告を指します。
- LINE
- YouTube
- TikTok
上記を使ったことがある方はわかると思いますが、SNS上で『商品やサービスを宣伝している動画・画像』が時折表示されますよね。
あれがSNS広告です。
そしてSNS広告は以下のように、そのプラットフォーム上におけるユーザーの行動や登録情報などに基づき広告が表示されます。
ターゲッティングでは、以下のデータを指定できます。
※以下のオーディエンスデータはLINEファミリーサービスにおいて、LINEユーザーが登録した性別、年代、エリア情報とそれらのユーザーの行動履歴(スタンプ購入履歴、LINE公式アカウントの友だち登録履歴など)をもとに分類した「みなし属性」となります (OS、携帯キャリア除く)引用元:LINE|ヘルプセンター(2023年4月25日時点)
上記はLINE広告の情報なのですが、TwitterやInstagramなどでも同じ原理を採用していることが推測されます。
その一方でリスティング広告は検索結果画面に表示される広告のことです。
仕組みに関しては上述した通り、検索キーワードと関連する広告が表示されます。
そのためリスティング広告を使ってもSNS上に、SNS広告を使っても検索結果には一切表示されません。
表示される仕組みも異なりますので、利用する際は気を付けましょう。
リスティング広告のやり方は?運用方法は3つ
ここまで読んだ方の中には「よし! リスティング広告をやってみよう!」と決断した方がいるかもしれません。
そこでここでは、リスティング広告を実施する主な方法3つを解説します。
- 広告代理店に依頼する
- 自動運用ツールを使う
- 自分で運用する
広告代理店に依頼する
リスティング広告を始めるのであれば、広告代理店に依頼するのがおすすめです。
最短最速で成果を得られる可能性が高いからです。
そもそも以下のような状況に陥ったとき、リスティング広告未経験の方だと自力で解決を図るのは難しいですよね。
- なぜか表示されない
- CTRが低い
- コストが高騰している
各指標の仕組み・因果関係を完全に理解していなければ、適切な対策を練られないからです。
そうなれば解決するまでに時間がかかるもの。
しかし広告代理店に依頼をすれば、そのようなことはありません。
専門知記・経験が豊富なため「このシチュエーションでは、この施策を実行すると結果が出やすい」ということを把握しているからです。
本当にすべきこと最短で行うため、最速で成果を得られるというわけですね。
したがって、もし「最短最速で成果を得たい!」と考えているのであれば、広告代理店へ依頼するのが一番おすすめです。
その際は、ぜひ弊社にご依頼ください!
施策案を具体的にご提案いたします。
自動運用ツールを使う
リスティング広告を実施するのであれば、自動運用ツールを使うのも良いでしょう。
運用時の手間が大幅に減るからです。
例えば自社でリスティング広告を実施するとなると、以下をイチからすべて自分で行うことになります。
- リサーチ
- キーワード選定
- 広告文章の作成
- 分析・レポーティング
- 改善
- 検証
- 予算の調整や管理
そうなりますと、時間がかかりますよね。
担当者の方はその他にも業務を抱えているハズですから、そのような余裕はないハズです。
最悪の場合だと、忙しさを理由に適当な施策を実行してしまうかもしれません。
そうなれば成果を出すのはなかなか難しいですよね。
しかし自動運用ツールを利用することで、業務の効率化が可能。
リスティング広告を無理なく運用できます。
「人的リソースが限られているけど、成果を出したい!」と考えているのであれば、自動運用ツールを試してみてくださいね。
自分で運用する
自分で運用するというのもアリです。
運用コストを大きく抑えられるからです。
例えば広告代理店および自動運用ツールの月額料金は、以下のようになっています。
広告代理店・自動運用ツール | 月額料金 |
---|---|
広告代理店A | 66,000円~ |
広告代理店B | 出稿金額の20% |
自動運用ツールC | 10,000円~ |
自動運用ツールD | 20,000円~ |
上記は各広告代零点および自動運用ツールの最低金額なのですが、それでも数万円単位になっています。
年間で考えれば数十万円にもなるということ。
もし自分で運用すれば、上記金額をすべてクリック単価や1日の平均予算に回せます。
その結果資金が少なくても、リスティング広告を効果的に運用することは十分に可能になります。
資金に余裕がない方は、自分で運用するのがおすすめです。
予算はない!リスティング広告を自分でやる方法
先ほど『予算がない方は、自分で運用するのがおすすめ』と解説しました。
そうなりますと「自分で運用することにしたんだけど、リスティング広告はどうやって出稿すればいいの?」と疑問に思うかもしれません。
そこでここでは、リスティング広告を自分で出稿する方法をイチから解説します。
- Googleアカウントを作成する
- Googleアカウントを作成する
- Google広告のアカウントを作成する
- 『ツールと設定』をクリック
- 右上に表示された『概要』をクリック
- 『お支払い方法』をクリック
- クレジットカード情報を入力
- 画面左『概要』をクリック
- 『お支払い』をクリック
- 支払い方法を選択
- 支払い金額を入力
- 『+新しいキャンペーンを作成』をクリック
- キャンペーン目標を選択
- 『続行』をクリック
- 『検索』をクリック
- 必要事項を記入
- 単価設定を行う
- キャンペーンを設定
- キーワードを設定
- 広告を設定
- 予算を設定
- 設定内容を確認
- 最適化スコアを確認
- 『キャンペーンを公開』をクリック
Googleアカウントを作成する
まずはGoogleアカウントを作成しましょう。
『Googleアカウントヘルプ|Googleアカウントの作成』にアクセスしてください。
『自分用・ビジネス管理用』の2つが表示されますが、Google広告においては違いがありませんので、どちらを利用しても問題ありません。
都合の良い方を選んでくださいね。
Google広告のアカウントを作成する
次にGoogle広告アカウントを作成しましょう。
『Google広告ヘルプ|Google 広告アカウントを作成する: ご登録方法』にアクセスしてください。
そして画面中央に表示されている『Google広告に登録する』をクリックしましょう。
後は画面の指示に従って必要事項を入力していけば、Google広告アカウントを作成できます。
10~15分ほどで作成できますよ。
『ツールと設定』をクリック
Google広告アカウントを作成し、ホーム画面にログインをしたら、先にクレジット情報を入力しましょう。
上述しましたように広告作成時に設定した予算は、前払い金額から引かれる仕組みになっているためです。
支払いを先に済ませておかなければ、Googleリスティング広告は一切使えません。
クレジット情報を入力するために、まずは画面右上の『ツールと設定』をクリックしてください。
※もしもクレジットカードを持っていないのであれば、銀行振込もしくはコンビニ払いでも前払いが可能です。その場合はクレジット情報の入力手順を飛ばしてお読みください。
右上に表示された『概要』をクリック
表示されたウィンドウの中にある『概要』をクリックしてください。
『お支払い方法』をクリック
画面左に表示されている『お支払い方法』をクリックしましょう。
クレジットカード情報を入力
するとクレジットカード情報を登録する画面が表示されます。
CVCコードなどを入力してくださいね。
画面左の『概要』をクリック
クレジットカード情報を入力し終えたら、次は前払いを済ませましょう。
画面左『概要』をクリックしてください。
『お支払い』をクリック
画面左上に表示されている『お支払い』をクリックしましょう。
支払い方法を選択
支払い方法が表示されますので、以下の中から都合の良い方法を選んでください。
- 振込
- クレジット払い
- コンビニ払いもしくはPay Easy
どの支払い方法を選択しても、最低金額は1,000円ですのでご注意ください。
支払い金額を入力
支払い金額を入力しましょう。
そして『お支払い』をクリックしてください。
これで前払いが完了しました。
支払い完了後、画面左上に表示されている『Google広告』をクリックしてください。
そこからホーム画面に戻れます。
『+新しいキャンペーンを作成』をクリック
前払いが完了したところで、早速リスティング広告を作っていきましょう。
画面中央に表示されている『+新しいキャンペーンを作成』をクリックしてください。
キャンペーン目標を選択
キャンペーン目標を選択しましょう。
選べる目標は以下のとおり。
- 販売促進
- 見込み顧客の獲得
- ウェブサイトのトラフィック
- 商品やブランドの比較検討
- ブランド認知度とリーチ
- アプリのプロモーション
- 来店数と店舗売り上げの向上
- 目標を設定せずにキャンペーンを作成する
今回は『ウェブサイトのトラフィック』を選択します。
『続行』をクリック
するとコンバージョン目標などが表示されます。
不要なコンバージョン設定は、右端に表示されている『︙』をクリックし、削除してください。
特に問題がなければ右下の『続行』をクリックしましょう。
『検索』をクリック
キャンペーンタイプを選択しましょう。
リスティング広告を出稿しますので、ここでは『検索』をクリックしてください。
必要事項を記入
『検索』を選ぶと、以下の記入項目が表示されます。
- お店やサービスのウェブサイト
- キャンペーン名
キャンペーン名は管理しやすいように『リスティング広告|○○|〇月〇日』などと記入するのがおすすめです。
入力したら『続行』をクリックしましょう。
単価設定を行う
単価設定を行いましょう。
今回はリスティング広告なので『クリック数』を選択します。
そして『上限クリック単価による入札の上限を設定』にチェックを入れると、『上限 CPC による入札の上限』を設定できます。
要するに1クリック当たりの予算を記入するということ。
1円でも入力可能です。
ただし上述しましたように、あまりにも低い金額だと表示されないことが予想されます。
よく考えて決めてくださいね。
上限を入力したら『次へ』をクリックしましょう。
キャンペーンを設定
キャンペーンの内容を設定してください。
具体的には以下の項目を設定すればOKです。
- ネットワーク
- 地域
- 言語
- オーディエンスセグメント
- 広告のローテーション
- 開始日と終了日
- 広告のスケジュール
- キャンペーンURLのオプション
この中で一番重要なのは『オーディエンスセグメント』ですね。
オーディエンスセグメントを設定することで、ユーザーの属性や興味に基づきリスティング広告を表示させられます。
要するにユーザーの絞り込み・狙い撃ちができるということ。
自社商品を必要とするユーザーの傾向がわかっていれば、その情報をオーディエンスセグメントに反映させるのがおすすめです。
上手くいけば、リスティング運用効果を最大化できます。
オーディエンスセグメントなどの設定が終わりましたら『次へ』をクリックしましょう。
キーワードを設定
キーワード設定をしてください。
もし何も思いつかないのであれば、先に『宣伝する商品やサービスを入力』を入力しましょう。
例えばこの記入欄に『リスティング広告』と記入したとします。
すると『キーワード候補の取得』をクリックできるようになります。
このボタンをクリックしますと、リスティング広告関連のキーワードがたくさん自動入力されるのです。
便利な機能ですので、ぜひ使ってみてください。
広告を設定
画面を下にスクロールさせると、今度は広告作成の項目が表示されます。
具体的には以下のとおり。
- 最終ページURL
- 表示URLのパス
- 電話
- 広告見出し
- 説明文
- サイトリンク
- コールアウト
- プロモーション
- 価格
- 構造化スニペット
- リードフォーム
- アプリ
リスティング広告において一番重要な箇所です。
しっかり設定してくださいね。
なお検索者を惹きつける文章の作成方法は後述します。
広告の設定が済んだら、画面最下部にまでスクロールし『次へ』をクリックしましょう。
予算を設定
1日当たりの予算を設定してください。
ここの予算は、先ほど記入したクリック単価を念頭に置いて決めるのがおすすめです。
「月額予算は300,000円で、今月は30日間か。クリック単価は100円にしたから、1日当たりの予算は3,000円だな」というイメージです。
よくよく考えて決めてくださいね。
1日の予算を記入したら、『次へ』をクリックしましょう。
設定内容を確認
これまでに記入した内容を確認できます。
記入ミスがある場合は修正しましょう。
最適化スコアを確認
画面右側に表示された最適化スコアを確認してください。
最適化スコアに関しましては以下のとおり。
最適化スコアとは、Google 広告アカウントの設定がどの程度最適化されているかを示す推定値です。スコアは 0~100% で示され、100% であればアカウントが最大限のパフォーマンスを発揮できていることを意味します。
引用元:Google 広告ヘルプ|最適化スコアについて(2023年4月27日時点)
100に近いほどその広告は最適化されている、つまり良好な状態ということですね。
もしもこのスコアが50などであれば、明らかに問題があります。
そのときは表示された『最適化案』を実行してみてください。
スコアが少しは良化するハズです。
それでも低い場合は、以下の項目を再度見直しましょう。
- 入札額
- 1日の平均予算
- 広告内容
- キーワード選定
- ターゲティング
ご参考ください。
『キャンペーンを公開』をクリック
最後に『キャンペーンを公開』をクリックしてください。
これで作成したリスティング広告を審査してもらえます。
審査に通れば、検索エンジンに表示されます。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
簡単!リスティング広告を成功させるコツ
リスティング広告の出稿方法がわかれば、次は成功させるコツが気になりますよね。
そこでここでは、リスティング広告を上手に運用するコツを解説します。
- ゴール・KPI・課題を明確にする
- お宝キーワードを見つける
- 惹きつける広告文を作成する
- 対象外のキーワードを設定する
- 地域・曜日・時間帯を意識する
- LP(ランディングページ)を磨く
ゴール・KPI・課題を明確にする
ゴール・KPI・課題を明確にしましょう。
すべきことが見えてくるからです。
例えばリスティング広告を実行する際、以下のような目的が考えられます。
- コンバージョンの増加
- サイトへの集客
このとき、それぞれのKPIは以下のように異なります。
目的 | KPI |
---|---|
コンバージョンの増加 | 表示回数・CTR・CVR |
サイトへの集客 | 表示回数・CTR |
もしもサイトへの集客が目的なのであれば、表示・クリックさせることに専念すればOKです。
広告ランクを上げる施策を実行すればサイトへのアクセス数は増え、目的を達成できるでしょう。
しかしコンバージョンが目的なのであれば、話は別です。
サイトもしくはLPに送客した後に、商品を購入してもらわなければならないからです。
単にアクセス数を増やすだけではダメということですね。
先ほどの施策に付け加えて、以下のようなCVR向上策も実行する必要があります。
- LPのブラッシュアップ
- LPのブラッシュアップ
- ターゲットの見直し
- キーワードを再選定
アクセス数を増やしつつ、CVRを改善することでCV件数は増えるでしょう。
このように目的・KPIを明確にすることで課題が見え、すべきことがハッキリとわかるわけです。
すべきことを実行し続ければ、そうでない場合に比べて成果が出やすいのは明らかですよね。
したがってリスティング広告をするのであれば、ゴール・KPI・課題を明確にしてください。
そうすれば最短最速で結果を出せるかもしれません。
お宝キーワードを見つける
お宝キーワードを見つけましょう。
お宝キーワードを見つけられれば、低予算でリスティングを実行できるからです。
どういうことかといいますと、正直な話リスティング広告は予算がモノをいう手法になっています。
リスティング広告の掲載順位には、入札金額が深く関係しているからです。
これでは、低予算の企業は不利ですよね。
しかしお宝キーワード、つまり競合がまだ気づいていないレア度の高いキーワードであればクリック単価は上がりにくいです。
『競合が気づいていない→競合が少ない→競ることがない→単価が上がりにくい』からです。
激戦キーワードに比べて驚くほど低い入札価格でも、最上位での掲載を獲れる可能性があります。
そうなれば、低予算でもリスティング広告を成功させられることでしょう。
お宝キーワードを発見するためにも、定期的にキーワード探しをするのがおすすめです。
もしも探し方がわからないのであれば、キーワードプランナーで検索ワードを一通り調べてみてください。
惹きつける広告文を作成する
惹きつける広告文章を作成してください。
クリック率が上がるからです。
例えば以下2つの文章があったとき、どちらの方をクリックしたくなるでしょうか。
【掲載文章の例】 リスティング広告A リスティング広告業界歴20年のプロ軍団が完全サポート。 少額から始められるプランも新たに開始。 寝ている・遊んでいる間の集客を限界ギリギリまで効率化させた事例を限定公開。 リスティング広告B リスティング広告の運用代行ならお任せください
AとBは同じリスティング広告に関する文章なのですが、印象が全然違いますよね。
Aは経験豊富な集団に、少額で依頼できることがわかります。
それだけでなく『事例も公開中』とのことなので、「とりあえず見てみるか」という気持ちになりやすいです。
リスティングのことが気になっている方なら、なおさらでしょう。
この『とりあえず』という気持ちが、一瞬しか見てもらえないリスティング広告では最重要となるのです。
その一方で、Bはそのような気持ちにまったくなりませんよね。
「なんで?」と疑問に思うだけです。
この差が、クリック率に影響があるのは明らかです。
したがって掲載する広告文章は、見たものをすべて惹きつけるぐらいの勢いでブラッシュアップするべきと断言できます。
なお、惹きつける文章を書くときは、以下のことを意識してみてください。
- メリットがある
- 数字を使う
- フレッシュ性がある
- 検索者の好奇心を刺激する
- 意表を突く
上記を意識するだけでも、魅力的な文章になりますよ。
対象外のキーワードを設定する
対象外のキーワードを必ず設定してください。
広告費が無駄になるのを防げるからです。
例えば『リスティング広告』というキーワードで出稿したとします。
その際に対象外キーワードを設定していなければ、以下のようなキーワードでもリスティング広告が表示されてしまうかもしれないのです。
- リスティング広告 失敗
- リスティング広告 通報
- リスティング広告 消す
想像してみてほしいのですが、上記キーワードで検索した人がリスティング広告をクリックし、CVが発生すると思いますか?
その確率は非常に低いですよね。
どれもネガティブキーワードであり、リスティング広告に対して悪い印象を持っているおそれがあるからです。
そのような心情になっている方からCVを獲得するのは、どう考えても現実的ではありません。
対象外キーワードを設定することで、このような事態を回避できるというわけです。
したがってリスティング広告をするのであれば、対象外のキーワードを設定するのはマストです。
地域・曜日・時間帯を意識する
リスティング広告を実施する際は、地域・曜日・時間帯を意識してください。
ターゲットユーザーに接触しやすくなるからです。
例えば週末に需要が上がる商品をリスティング広告にて表示させるのであれば、月曜日よりも木曜・金曜に表示させた方が良いでしょう。
「週末も近いし、買っちゃおうかな」という気になるからです。
その一方で週末が過ぎてしまった月曜日では、このような気持ちになりにくいですよね
「週末終わっちゃったし、必要ないな」というイメージです。
時間帯に関してもそうです。
もしもサラリーマンをターゲットにしているのであれば、出勤中の時間帯よりも就業前後の時間帯を狙う方が合理的ですよね。
仕事中よりも自由時間の方が、検索をされる確率が高いからです。
まったく同じ広告を表示させても、このような展開が予想できるのであれば、地域・曜日・時間帯を意識すべきです。
LP(ランディングページ)を磨く
リスティング広告を成功させたいのであれば、LP(ランディングページ)を磨くべきです。
リスティング広告のみでは、CVを発生させられないからです。
そもそもリスティング広告はクリックされると、任意のURLに送客する仕組みになっているだけです。
間違っても『クリック=CV』というわけではありません。
そうなりますと、送客先ページの出来がCVのカギを握りますよね
本題はここからで、仮に以下2つのLPがあった場合、どちらの方がCVは発生しやすいでしょうか。
【LP例】 LP:A メリット 実績 優位性 独自性 権威性 緊急性 限定性 上記すべてが根拠を添えて記載されたLP LP:B 『買ってください』と一言だけ添えられたLP
どう考えてもAの方が買いたくなりますよね。
これはLP内で、訪問者に対して『購入することの必要性・重要性』を徹底的に教育できているからです。
メリット(効果の大きさや即効性)、お墨付き(著名人からのコメント・多数の口コミ)などを記載しているからこそ成せる業です。
しかしその一方で、Bはどうでしょうか。
リスティング広告をクリックし、いきなり『買ってください』という文言が表示されていても買う気にはなりませんよね。
買うべき理由を、LP内で教育・証明できていないからです。
上記は極論なのですが、このようにLPの出来次第でCVに大きな影響を与えうるのです。
したがってリスティング広告を実施する際は、LPも徹底的に磨いておきましょう。
CV件数とCVRが驚くほど伸びるかもしれません。
リスティング広告を運用する際の注意点
リスティング広告を運用する際の注意点を解説します。
- 入力できる文字数や記号に気を付ける
- 入力できる文字数や記号に気を付ける
- 利用できるサービスに制限がある
- 誇大サービスは審査落ちの可能性が非常に高い
- 規定をよく確認する
- 商標権に気を付ける
入力できる文字数や記号に気を付ける
入力する文字数や記号に気を付けてください。
Google広告・Yahoo!広告ともに、入力できる文字数には制限があるからです。
例えばGoogle広告であれば以下のように明記されています。
項目 | 最大文字数(半角の場合) |
---|---|
広告見出し 1 | 30 文字 |
広告見出し 2 | 30 文字 |
広告見出し 3 | 30 文字 |
説明文 1 | 90 文字 |
説明文 2 | 90 文字 |
パス(2) | それぞれ 15 文字 |
Web記事のように何千文字も入力できるわけではないということ。
限られた文字数で、如何にクリックしたくなる文言を作れるかが肝というわけです。
また記号に関しては、Yahoo!広告にて以下のような記載がありました。
同種の括弧記号の連続使用は不可
■悪い例
・同種の括弧記号を連続して使用している場合
「Yahoo!」「広告」引用元:Yahoo!広告|文字、記号を使用する際のルール(2023年4月26日時点)
記号に関しても自由に使えるわけではないということ。
余りにも奇をてらった表現方法は却下されるおそれがありますので、ご注意ください。
制限下の中で結果を出せるよう、工夫してくださいね。
利用できるサービスに制限がある
利用できるサービスには制限があります。
どういうことかといいますと、以下のように禁止されているサービスがあるのです。
偽造品
Google 広告では偽造品の販売や宣伝を禁止しています。偽造品とは、他の商標と同一、またはほとんど区別がつかない商標やロゴを使用している商品を指します。真正品と偽って販売するためにブランドの特徴を模倣したものを指します。このポリシーは広告およびウェブサイトやアプリのコンテンツに適用されます。危険な商品やサービス
Google ではオンライン/オフラインを問わず人々の安全を保護したいと考えているため、損害、損傷、危害を引き起こすような商品やサービスの宣伝は認められません。
危険な商品やサービスの例: 危険ドラッグ(化学物質またはハーブ)、向精神薬、薬物を使用するための器具、武器および兵器、銃弾、爆薬および花火、有害な物品(爆発物など)の作成手順、タバコ関連商品不正行為を助長する商品やサービス
Google では、不正な行動の実現を目的とする商品やサービスの宣伝は認められません。
不正行為を助長する商品やサービスの例: ハッキング ソフトウェアおよびハッキング方法を説明するもの、広告またはウェブサイトのトラフィックを人為的に水増しするサービス、偽造文書、受験代行サービス不適切なコンテンツ
Google では多様性を尊重し、他者への思いやりを大切にしています。そのため、衝撃的なコンテンツを表示したり、憎しみ、偏見、差別を助長したりするような広告やリンク先は許可していません。不適切なコンテンツまたは不快感を与えるコンテンツの例: 個人または団体を対象としたいじめまたは脅し、人種差別、差別扇動団体が利用するツール、犯罪現場または事故現場の生々しい画像、動物の虐待、殺人、自傷行為、ゆすりまたは恐喝、絶滅危惧種の販売または取引、冒とく的な言葉を含む広告
引用元:Google広告ポリシーヘルプ|Google 広告のポリシー(2023年4月26日時点)
ただ上表を見るとわかりますが、よほどのことでない限り抵触しない内容になっています。
一般的な商品やサービスの販売時に利用する分には、基本的に問題はないでしょう。
誇大サービスは審査落ちの可能性が非常に高い
リスティング広告の場合、誇大サービスは審査落ちする可能性が高いです。
最大限もしくは最上級の表現をするには、以下のような根拠を示す必要があるからです。
1)クリエイティブ内の表示が省略されない箇所に第三者によるデータ出典・調査機関名および調査年が明記されていること
最上級等の優位性を意味する用語を表示する場合は、それらについて客観的事実に基づく具体的な根拠がデータとしてなければなりません。そして、それらの表示をすることにより実際のものと一般消費者の認識に誤認が生じないよう、必要に応じてその表示や根拠となるデータの領域や調査範囲を明確にし、併せてデータの出典・調査機関名および調査年を近接する適切な場所に表示することが必要です。
バナーやテキスト等のクリエイティブ上で最上級表示をする場合は、リンク先ページ上ではなく、クリエイティブ内に出典・調査機関名および調査年を表示してください。なお、根拠内容が表示されていても画像内の文字が視認できない場合は掲載できません。(2) 調査データが最新の1 年以内のデータであること
調査データは、直近1年以内の最新のデータを根拠として使用する必要があります。最上級表示をしたいために、最新のデータを使用せず、自社にとって都合の良い過去のデータを根拠とはできません。引用元:Yahoo!広告|7. 最上級表示、No.1 表示【第3章3.関連】(2023年4月26日)
上述しましたように、リスティング広告は文字数制限があります。
Google広告・Yahoo!広告ともにタイトルは30文字、説明文は90文字です。
その中で上記資料の条件を満たすほどの根拠を提示するのは、かなり難しいです。
仮に記入できたとしても根拠をビッシリ記載した文章で、思わずクリックしたくなるような文章にまでブラッシュアップするのは、至難の業でしょう。
そういった事情もあり、現在表示されているリスティング広告のほとんどには『世界一』などの文言がないのかもしれませんね。
したがってリスティング広告を利用するのであれば、誇大表現は可能な限り避けるのが無難です。
規定をよく確認する
リスティング広告を利用する際は、規定を必ず確認してください。
表示されないどころか、下手をしますと以下のようにアカウントが停止になるからです。
ポリシーに違反するコンテンツに対しては、必要な措置を行います。これにはたとえば、違反がある広告の配信を承認しないこと、違反の繰り返しや悪質な違反があったアカウントを強制停止することなどが含まれます。Google はポリシー違反が繰り返される事例を深刻に捉えており、違反の反復回数に応じて措置が発生する「違反警告」システムの拡充を進めています。
引用元:Google広告ポリシーヘルプ|Google 広告のポリシー(2023年4月26日時点)
アカウントが停止になるのは『悪質な違反』と記載されていますが、これはあくまでGoogleの判断次第です。
自分に悪気がなかったとしても、『悪質ですね』とGoogleに判断されればアウト。
これは非常に危険です。
なぜかといいますとGoogleアカウントが停止されれば、その他Google関連のサービス(Googleドメインなど)も使えなくなる可能性があるからです。
人によっては、他の業務に支障が出るでしょう。
リスティング広告どころの話ではなくなります。
このような事態を防ぐためにも、規則は必ず確認および守ってくださいね。
商標権に気を付ける
リスティング広告を利用するのであれば、商標権に必ず気をつけてください
以下のように使用制限を設けられている場合があるからです。
弊社では、ユーザーの誤認防止など適切な広告流通を守りブランド毀損を防ぐため、事業者が商標登録をしている場合に限り、第三者による広告文での当該商標の使用を制限する申請を受け付けています。申請いただいた情報をもとに、一定の調査を行い、第三者による当該商標の使用が不適切であると弊社が判断した場合には、第三者による使用を制限する対応を行います。なお、使用を制限した商標は、特定の広告主に対して使用を許諾することも可能です。制限や許諾のパターン、申請条件などは以下をご確認ください。
引用元:Yahoo!マーケティングソリューション|検索広告における商標使用制限について(2023年時点)
商標権者にもよるのですが、もしも登録・使用の制限が実施されているのであれば、その商標権を勝手に利用するのは完全にNGです。
渾身のリスティング広告文を作成したとしても、表示がまったくされません。
問答無用で、作り直しという憂き目に遭います。
時間をかけて作ったのに、これでは悲しすぎますよね。
したがってリスティング広告を行う際は、商標権を必ず確認してください。
ちなみに商標権の確認は『経済産業省|商標を検索してみましょう』にて、簡単に調べられます。
ご参考ください。
リスティング広告にてよくある質問を簡単に解説
最後に、リスティング広告においてよくある質問にお答えします。
- Google広告と・Yahoo!広告の違いはなんですか?
- リスティング広告における成果指標を教えてください
- P-Maxキャンペーンってなんですか?
Google広告と・Yahoo!広告の違いはなんですか?
リスティングにおけるGoogle広告と・Yahoo!広告の違いは、主に3つあります。
詳しくは以下のとおり。
項目 | Googleリスティング広告 | Yahoo!リスティング広告 |
---|---|---|
掲載場所 | Google検索エンジン | Yahoo!検索エンジン |
1日の最低予算 | 1円 | 100円 |
細かいターゲティング | 可能 | 少し可能 |
掲載場所が変わるのはもちろんなのですが、意外なのはターゲティング項目にかなりの違いがあったことです。
実はGoogleリスティング広告であれば、以下に基づいたターゲティングが可能なのです。
- 子供の有無
- 子供の有無
- 配偶者の有無
- 教育
- 住宅所有状況
- 就業状況
- テクノロジー
- ニュース、政治
- フード、ダイニング
- メディア、エンターテイメント
- ライフスタイル、趣味
- 乗り物、交通機関
- 家庭、園芸
- 旅行
- 美容、健康
- 買い物好き
- 銀行、金融
- アパレル、アクセサリ
- アート、工芸用品
- イベントのチケット
- ギフト、行事
- コンピュータ、周辺機器
- スポーツ、フィットネス
- ソフトウェア
- デートサービス
- ビジネス サービス
- ビジネス、産業向けの関連商品
- メディア、エンターテイメント
- 不動産
- 季節的な買い物
- 家庭、園芸
- 家電
- 就業状況
- 幼児、子供向け製品
- 教育
- 旅行
- 楽器、音楽の関連用品
- 美容、パーソナルケア
- 自動車、乗り物
- 通信
- 金融サービス
- 食べ物
- ユーザーがお客様のビジネスを利用した方法(選択したデータと類似セグメント)
- 選択した統合オーディエンス セグメント(組み合わせセグメント)
参照:Google 広告
ここまで細かくターゲティングできるのは、Googleリスティング広告の強みです。
「豊富な顧客情報を活かして、ターゲットを狙い撃ちにしたい!」という企業はGoogleリスティング広告を使うと良いでしょう。
ちなみにYahoo!リスティング広告でも、曜日・時間帯・デバイス・地域などに基づいたターゲティングは一応できます。
しかしこれらはGoogleリスティング広告でも設定できるため、ターゲティング面に関してはやはり劣っているといえます。
1日の最低予算もGoogleリスティング広告の方が低いです。
そのため金額面における気軽さも、Googleリスティング広告の方が一枚上手といえます。
ターゲティングや予算を重視するのであれば、Googleリスティング広告がおすすめです。
リスティング広告における成果指標を教えてください
リスティング広告における成果指標は以下のとおりです。
成果指標 | 意味 |
---|---|
IMP(広告表示回数) | 広告が表示された回数 |
CPC(クリック単価) | クリック単価 |
CPA(獲得単価) | 顧客獲得単価 |
ROAS(広告費用回収率) | 広告に対する費用対売上 |
ROI(投資収益率) | 広告に対する費用対利益 |
インプレッション数 | 広告の表示回数 |
クリック数 | 広告のクリック回数 |
CTR(クリック率) | 広告がクリックされる確率 |
CPC(平均クリック単価) | 1クリック当たりの費用 |
コンバージョン数(CV) | 設定した目標の達成回数 |
CVR(コンバージョン率) | サイトに訪問した人が購入した確率 |
基本的には、上記を覚えておけば問題はないでしょう。
P-Maxキャンペーンってなんですか?
P-MaxキャンペーンとはGoogle広告にて表示される広告メニューのことです。
詳しくは以下のとおり。
P-MAX は目標ベースの新しいキャンペーン タイプです。パフォーマンス型広告の広告主様は P-MAX を使用することで、1 つのキャンペーンからすべての Google 広告の広告枠にアクセスできます。P-MAX は、キーワード ベースの検索キャンペーンを補完するもので、YouTube、ディスプレイ、検索、Discover、Gmail、マップなど Google のあらゆるチャネルでコンバージョンに至るユーザーを増やすのに役立ちます。
引用元:Google広告ヘルプ|P-MAX キャンペーンについて(2023年4月26日時点)
資料に記載されているように、P-Maxキャンペーンは1つのキャンペーンを実施するだけで他の媒体にも掲載されるという特徴があります。
例えばリスティング広告を配信したら、その内容がDiscoverやGmailにも配信されるイメージです。
その結果、明らかに露出度・認知度が増えますよね。
そのためP-Maxキャンペーンを利用することで、1つの広告のみを実施する場合に比べてCV獲得件数が増えやすくなる可能性があります。
ただしP-Maxキャンペーンは露出度が増える分、各々に最適化させた広告が難しくなる側面もあります。
基本的には「予算が潤沢にあるから、とにかくCV件数を最大限獲得したい!」というユーザー向けのサービスといえるでしょう。
まとめ|リスティング広告は簡単に運用可能
リスティング広告は誰もが使う検索エンジンを媒体に、低コストでも始められる、利点の多い広告の手法だといえます。
しかしリスティング広告の利点を活かさなければ、広告のクリック数やコンバージョン率を上げることができず、無闇にコストや時間がかかってしまう危険性もあります。
デジタルチェンジでは、リスティング広告を最大限に活用できるご提案をさせていただきます。ぜひともご相談ください。