昨今のSNSブームに伴い、集客におけるSNSの活用はSEO対策と同じように、Webマーケティングを行う上で重要度が増しています。
なぜならSNSでの情報が、そのままユーザーの行動に結びつくケースも多く、 企業としてもSNSでキャンペーン情報やコンテンツを投稿することは、ユーザーの購買心理に働きかけることにつながるからです。
Webマーケティングの施策として、SEO対策集客を目的にすることは似ていますが、検索エンジンを通じて、ユーザーになるかもしれない人をWebサイトやコンテンツを駆使していく集客する手法です。
つまり、SEO対策を施すことで、SNS運用で見られるようなWebマーケティングの施策にもつながるということですが、中々イメージがつきにくいと思います、Webマーケティング施策のツールとも言われる、SEO対策とSNSの活用について解説していきます。
SNSは知っていても、SEOって何?
企業が、SNSを活用して販売促進やブランディングをしているのはすでに理解されている方々も多いと思いますが、 これはテレビCMや雑誌広告などのマス広告を通じてユーザーを呼び込むよりも、SNSの活用だけでもターゲットユーザーを集客できるメリットがあるからです。
一方、SEOはサイトへのアクセス数を増やすためのWebマーケティング手法の一つであり、ターゲットユーザーに直接誘導するというより、 ユーザー自身がその商品やサービスについて知りたいという能動的なアクションに対して、高い効果を出すWebマーケティング手法です。
SEOとは?
WebマーケティングにおけるWebサイトの 成功のカギは、サイトの検索順位を上げることが重要視されています。
それは、検索順位が上がることで情報を検索するユーザーの目に留まりやすくなるからです。
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、日本語では「検索エンジン最適化」と呼ばれています。
SEOでは、検索エンジンから高い評価を得ることにより、検索結果で上位の掲載を狙うことでサイト訪問者は増えていきます。
その仕組を検索エンジン(Google)で例えると 、検索エンジンは「クローラー」と呼ばれる巡回ロボットが世界中のWebサイトを訪問します。
Webサイトを訪問すると、サイト内のリンクからリンクを移動して情報を読み取っていきます。
そして、そのサイト情報がインデックス(データ登録)されていき、そのインデックスのデータが、ユーザーの知りたい情報に「的確に答えているか」「ユーザーが使いやすいか」で評価を行います
SEOのメリット
SEOのメリットは、検索上位に表示されること以外にも、広告費用がかからず集客につながりブランディングイメージの確立も期待できることです。
検索結果の上位に表示されることで、 ユーザーの信頼を獲得することにも繋がり、その結果、購入や契約に繋がる確率がアップします。
つまり、検索上位に上がることで、ユーザーの目に触れる機会が増えることで、ユーザーの信頼獲得に繋がり、結果ブランドの認知増加が期待できるようになります。
また、リスティング広告とSEO対策を組み合わせて施策を進めていくことでデジタルでのパフォーマンスを最大化することが可能です。リスティング広告とSEO対策で集客されるユーザー層が異なるため、両方で対策をしておく必要があります。
SNSの活用の仕方で、SEO対策になるってホント?
SNSと言えば、Twitter、Facebook、Instagram、YouTube、LINEの5つが代表的です。それぞれSNSに、利用者層や特長が異なるため、SNSをビジネスで活用するときには、自社でターゲットとしているユーザー層をきちんと把握して、適切に効果のあるSNSを選び情報を発信することが重要です。
たとえば、Twitterなら、年齢層が10~40代のトレンドに敏感な層であることを把握し、リアルタイムの情報発信、拡散性などに特長がありますので、幅広いターゲットユーザーにアプローチする時に適しているでしょう。
Facebookであれば、20代~50代のビジネス層の利用が多い傾向にあり、BtoBビジネスや商品やサービスの広告メディアとしての活用も多い傾向にあります。
ユーザーは、SNSを上手に活用している
ユーザーが、SNSから情報を得る時もSNSを使い分けています。
たとえば、気になる カフェの情報を知りたいとき、SNSの特長を活かすとこのように使い分けることができます。
・Twitter:最新の情報を知りたい(営業時間や混雑状況、最新メニューなど)
・Instagram:店舗の雰囲気を知りたい(写真で店舗の様子がわかりやすい)
SNSには一般ユーザーの投稿が多く、その分リアルな感想などを知ることができるため、訪問するにあたり店舗に対する安心感が生まれます。
SNSコンテンツは、Google検索エンジンに評価されにくい
Webマーケティング施策のためには、SNSもWebサイトも、ユーザーが求めている良質なコンテンツを継続的に発信する必要があります。
良質なコンテンツと認められるためには、Webサイトであれば、SEO対策を行い検索ランキングの上位検索に表示させるなどの方法もありますが、SNSの場合は検索エンジンの仕様によりSEOの対策を施すことが出来ません 。
そもそも、検索エンジンの仕組みはリンク先のサイトとの関連性・信頼性・権威性などの価値判断をしており、質の高い外部サイトに被リンクが張られているサイトは、価値が高いと評価されて、被リンクの数が多ければ多いほど上位検索に表示されやすくなります。
SNSは、拡散されることよって、被リンクの量が増える傾向がありますが、SNS経由の被リンクが増えたとしてもSEOに直接影響は出ません。
これは、SNSの利用者が多いことで不正に被リンクを使用され、検索順位の操作目的に使用されないため「nofollow」というタグが設置されているからです。
そのため、検索エンジンはSNS自体を評価できないことから、どれだけ拡散されてもSEOの評価対象にならないのです。
サイテーション
上記に記載の通り、SNSは直接的にSEOへの効果はありません。ただし、SNS上で「サイト名をテキストとして記述したり、特定のサイト名やブランド名を記載している状態」を「サイテーション(直訳すると引用や言及といった意味)」と言い、間接的にSEO効果が期待されると注目されています。
その理由は、Googleのローカル検索において、順位改善の要素として「知名度」があり、「サイテーション」を知名度として評価を加味しています。
つまり、知名度が上がると指名検索が増え、結果的にSEO効果が期待できるというわけです。
SEO対策の効果を高める、サイテーションの獲得とは
サイテーションの獲得には、自社のサイトや商品、サービスに関連するフォロワーを増やすことが重要です。
フォロワーを増やすには、ただ待っていても増えませんので、フォロワーの多いインフルエンサーにアプローチするなどの工夫をして、効率よくフォロワーを増やしていくことが必要です。
サイテーションを獲得するには、3つの方法があります。
質の高いコンテンツを発信する
サイテーションを獲得するには、その情報が意外性に富んでいるとか、興味深い話題であるとか、ちょっと知らなかった豆知識的情報など、ユーザーにとって価値の高いコンテンツを作る必要があります。
ユーザーが求める価値の高い情報を、SNSで提供していくことで、自社の企業ブランド、商品、サービスについて、投稿をしてもらえる可能性が出てきます。
ターゲットが、どのような情報を求めているのかをきちんと把握して、ユーザーにとって質の高いコンテンツを発信していきましょう。
SNSでシェアしやすい環境を整える
サイテーション獲得のためには、情報を拡散してもらうことも必須です。
SNSの中でもTwitterは拡散力が高く、ユーザーの1つの投稿で多くのサイテーション獲得を期待できます、
そのためには、Webサイトのコンテンツの内容がシェアしたいと思うようなことが大前提ですが、シェアしたいと思ったときにすぐシェアできるように、拡散したいコンテンツページ内にSNSシェアボタンを設置するなど、拡散してもらいやすい環境を整えましょう。
SNSでユーザーと交流する
SNSでユーザーと交流することは、サイテーション獲得のためには重要です。
企業アカウントからユーザーと交流することで、企業のブランドや商品、サービスなどについて問い合わせが来たり、好意を持ってくれてSNS仲間との話題にしてもらえたりする可能性があります。
つまり、SNSではWebサイトとは違い、一方的な情報発信ではなく交流をしていくスタイルの方が、ユーザーの意見なども直に感じられ、販促やマーケティングの施策にも役立つと考えられています。
まとめ
Web検索において、SNSは直接的な効果が無いといえ、Googleにおけるソーシャルメディアの重要性は年々高まっているようです。
SNSは、コンテンツの質が良くないと拡散されませんし、拡散されることでサイテーションの獲得にもなり、しいてはSEOの評価を上げる可能性もあるでしょう。
SNSは、検索エンジンのランキングを意識せずとも、コンテンツの内容次第で拡散することもあり、またSNS広告を運用することでターゲットユーザーに、上手にアプローチをすることもできます。
SNS広告には、ターゲットのニーズに合わせて、さまざまな広告手法を使い分けができ、それぞれに効果測定などの分析情報が活用しやすい広告です。
ターゲットとする最適なユーザーに最適な広告展開を行い、自社の商品やサービスの認知拡大や購入促進を図りましょう。
そのためには、Web広告のプロの手を借りて出稿計画を練ることをおすすめします。
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